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2019.02.21

美術館に乾杯! 国立近代美 その五

Img_0003     ヴィルトの‘指揮者トスカニーニ’(1924年)

Img_0001     マルティー二の‘アテナ’(1934年)

Img_0002     ジャコメッティの‘ヴェネツィアの女’(1956年)

Img     パスカリの‘恐竜の復元’(1966年)

イタリアの現代彫刻というと未来派のボッチョーニ、マンズー、マリオ・マリー二くらいしか頭に浮かばなかったが、国立近代美に2度足を運んだお陰でその列伝に数人が加わった。

その一人がミラノ出身のヴィルト(1868~1931)。2点の大理石の肖像彫刻‘指揮者トスカニーニ’と‘ムッソリーニ’は強いインパクトがあり今も強烈に胸に刻まれている。写真や映像でみたモデルのイメージがこの彫刻と重なるだけでなくを内面にまで鋭く切り込んだ表現は立体アートに豊かな力を与えている。

5点くらいあったマルティー二(1889~1947)は‘アテナ’に思わず足がとまった。ヴァチカン博でみた女神ヴィーナスの優美な造形とはちがい、アテナには男性の神のような力強さがみなぎっている。こういうモチーフをみると古代ローマのころから彫刻という芸術が脈々と受け継がれていることがわかる。

ジャコメッティ(1901~1966)の‘ヴェネツィアの女’は絵画ならモデイリアーニの描くうりざね顔の女性をみるような感覚。この胴と腕が一体化した細長い彫像によってジャコメッティのイメージができあがっている。創作活動は個性のある様式でみる者の心に入りこめば最後には受け入れられる。

若くして亡くなったイタリアの現代アーチスト、ピーノ・パスカリの‘恐竜の復元’はおもしろい発想。地球史に興味を深めているのでこういう作品は忘れられない。

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