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2019.02.20

美術館に乾杯! 国立近代美 その四

Img     モランデイの‘静物’(1918年)

Img_0001     モンドリアンの‘コンポジション’(1919~20年)

Img_0002     デュシャンの‘自転車の車輪’(1913~64年)

Img_0003     ヴィヤニの‘ヌード’(1951年)

20世紀モダンアートの展示室ではピカソやダリの作品は見当たらなかったが、イタリア人とほかの国の名の通った作家を半分々の割合で展示している。そのため、これまでまったく知らなかったイタリアのア―ティストの名前を両手くらい覚えた。

ボローニャ生まれのモランディ(1890~1964)は名前こそ知ってはいるが、お目にかかった静物画は2016年に東京ステーションギャラリーで行われた回顧展ぬ遭遇するまではミラノのブレラ美とここのコレクションくらいしかなかった。その貴重な一枚が1918年に描かれたもの。ぱっとみるとデ・キリコや未来派のカッラの作風と似ており、これが後年モチーフの瓶や壺を淡い色彩で横に並べていく静かでやさしい面に変わっていく。

落ち着いてみられるという点ではモランディとモンドリアン(1872~1944)の‘コンポジション’は共通するものがあるが、モンドリアンのすきっとした水平線と垂直線の組み合わせと明快な色彩でつくられる画面はじっと見ていると微妙に動いている感じ。これが立体化する四角形のおもしろさ。

デュシャン(1887~1968)はびっくりするほど数が揃っている。全部で11点、1点は普通の絵‘ブランヴィルの風景’だが、ほかは画集に載っている‘自転車の車輪’、‘旅行者用折り畳み品’、‘パリの空気’などの‘レディメイド’。これほどデュシャンを展示しているのは本家のフィラデルフィア美以外ではここだけ。

イタリアの現代彫刻家、ヴィヤニ(1906~1989)の‘ヌード’は抽象彫刻なのに裸婦をイメージさせるフォルムがすばらしい。感心しながらみていた。

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