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2019.01.15

美術館に乾杯! ボルゲーゼ美 その二

Img_0001_2     ティツィアーノの‘聖愛と俗愛’(1514年)

Img_0002     ラファエロの‘バリオーニの祭壇画’(1507年)

Img     ラファエロの‘一角獣の貴婦人’(1506年)

2,3年前、ヴェネツィア派に焦点をあてた展覧会が度重なりティツィアーノ(1490~1576)のいい絵がいくつもやって来た。例えば、ナポリのカポディモンテ美が所蔵する‘ダナエ’やヴェネツィアの聖堂にある大作‘受胎告知’など。

イタリアルネサンスの絵画はフィレンツェやローマへ足を運べばダ・ビンチ、ボッティチェリ、ラファエロが存分に楽しめるが、ヴェネツィアへ行くとアカデミア美や聖堂には色彩豊かなベリーニ、カルパッチョ、ジョルジョーネ、ティツイアーノ、テントレット、ヴェロネーゼたちの名画がどどっと飾ってある。

ティツィアーノについてはローマでもとびっきりの傑作がみられる。ボルゲーゼにある‘聖愛と俗愛’、これはティツィアーノが25歳のとき描いた作品で1899年銀行家のロスチャイルドはこの絵一点にボルゲーゼの美術品と壮館を含めた当時の全評価額を上回る金額をつけている。まさにこの美術館のお宝中のお宝!

心を奪われるのは可愛いキューピッドを真ん中にはさんで並んでいる二人の女性。腰に布をまとった裸婦のヴィーナスと華やかな白の衣装を着た婦人。顔立ちはぱっとみると双子のように似ている。ボルゲーゼでこの絵にめぐりあえたのは幸運というほかない。

ここにはラファエロ(1483~1520)も4点ある。目を惹くのは正方形の大きな画面に描かれた‘バリオーニの祭壇画(キリストの遺体の運搬)’。死せるキリストをこういう風に運んでいる絵は珍しい。一角獣をすぐ思い浮かべるのはボルゲーゼとモロー美にあるもの。モローが描いた一角獣は大きくて美しい姿をしているのに対し、貴婦人の手に抱えられている一角獣は小さいので存在感が薄い。

ラファエロは愛するフォルナリーナの肖像を数点描いておりフィレンツェのピッティ宮殿とローマのバルベリーニ美にある絵が有名だが、ボルゲーゼにも一枚ある。情報がまったくなかったのでびっくりした。

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