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2019.01.26

美術館に乾杯! カピトリーノ美 その四

Img ‘カピトリーノのヴィーナス’(ローマ時代の模刻、オリジナルは前3~2世紀)

Img_0002  ‘負傷したアマゾン’(ローマ時代の模刻、オリジナルは前430年頃)

Img_0003     ‘レダと白鳥’(ローマ時代の模刻、オリジナルは前360年頃)

Img_0001  ‘瀕死のガラティア人’(ローマ時代の模刻、オリジナルは前220年頃)

古代彫刻がずらっと飾られているカピトリーノ美へ行くにはまずコンセルヴァトーリ美へ入館しその後両館をつなぐ地下の通路を進むと展示室にたどり着く。

彫刻の数が多いのでガイドブックなどで紹介されている名作にあたりをつけてまわらないとつい見逃してしまうおそれがある。もっとも有名なのは‘カピトリーノのヴィーナス’、これはローマ時代の模刻だが、ギリシャの原作は前4世紀中頃の大彫刻家プラクシテレスに追従して前3~2世紀に制作されたもの。このポーズが美術本で刷り込まれているので立ち尽くしてみていた。

‘負傷したアマゾン’はギリシャ神話にでてくるアマゾン族の強い女の戦士がモチーフになっている。この作品は小アジアの西岸のエフェソスのアルテミス神域に奉納されたアマゾン像をローマ時代にコピーしたもの。エフェソスは訪問したことがあるのでイメージが膨らむ。

左手にもった衣装を広げるレダの姿が印象深い‘レダと白鳥’は動きの感じられる作品。こういう布の皺を表現する彫刻は並みの技術しかもちえない職人ではとうていつくれない。大理石のかたまりを長い時間をかけて立体像の仕上げる彫刻芸術の奥深さを実感する。

‘カピトリーノのヴィーナス’とともに必見リストに二重丸をつけていたのが‘瀕死のガラティア人’。高い写実性に富んだ彫刻に魅了されるのは時空をワープして目の前に苦悩するガラティア人がいるような気分になるから。エポック的な鑑賞体験になった。ミューズに感謝!

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