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2018.12.18

2018年 感動の西洋美術 ベスト10!(3)

Img  藤田嗣治の‘フルール河岸 ノートルダム大聖堂’(1950年 ポンピドー)

Img_0001 ルーベンスの‘エリクトニオスを発見するケクロプスの娘たち’(1616年)

Img_0002     ルオーの‘秋またはナザレット’(1948年 ヴァチカン美)

画家の回顧展は2回遭遇するのが理想。これがまだ果たせてない画家も多いが、逆に3度以上もみた画家もいる。東京都美で開催された‘藤田嗣治展’(7/31~10/8)は5度目を数える。そのため、プラスαがどのくらい楽しめるか不安な面もあったが、いざふたを開けてみると初見の作品がいっぱいでてきた。これは嬉しい誤算。

そのなかにはトリッキーな人魚の絵(香港に住む個人の所蔵)もあったが、最も惹かれたのが藤田が再びパリに戻ったあと描いた‘フルール河岸 ノートルダム大聖堂’。このパリの風景はユトリロを彷彿とさせる。パリに一週間くらい滞在してこういう静かな通りをぶらぶら歩いてみたいのだが、、、夢は叶うだろうか。

年があけて20日まで行われる‘ルーベンス展’(西洋美)、日本ではなかなか実現しないルーベンスのバロック絵画を質、数とも予想を上回るラインナップでみせるのだから西洋美の企画力は流石というほかない。出品作の軸となるリヒテンシュタイン侯爵家のコレクションは2度目の公開となるが、またまた傑作を貸し出してくれた。とくに目を奪われるのが最後の部屋に飾ってある‘エリクトニオスを発見するケクロプスの娘たち’。こんないいルーベンスがみられるのはこの先ないかもしれない。

パナソニック汐留ミュージアムの‘ルオー展’(9/29~12/9)も印象に強く残る展覧会だった。目玉の‘聖顔’や‘ヴェロニカ’(ともにポンピドーセンター)はすでにお目にかかっているのでここではとりあげないが、ヴァチカン美からやって来た‘秋またはナザレット’に心を揺すぶられた。中央に描かれた太陽の赤の輝きがなんとも神々しかった。これまでみたルオーの宗教風景画では一番感動した。

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