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2018.10.24

美術館に乾杯! テイト・ブリテン その十二

Img_0001    ベーコンの‘座った人物’(1961年)

Img_0002     フロイドの‘女と白い犬’(1950~51年)

Img     バラの‘スナック・バー’(1930年)

Img_0004     ギルマンの‘朝食をとるモンタ―婦人’(1917年)

アート市場に作品が出ると高値がつくベーコン(1909~1992)は相性の悪い画家。その理由は描かれる人物が幽霊みたいで気持ちが悪いから。テートモダンにも三連画があるのだが、首の長い不気味な生き物なのでとりあげなかった。

ベーコンでみておられるのはゴッホを描いたものとベラスケスの‘法王イノセント十世’を引用したシリーズだけ。‘座った人物’は法王と同じく白い線で枠をつくってそのなかに男性を配置している。この枠をつくるというアイデアはなかなか思いつかない。

1998年東京都美でテイトギャラリー展があったとき、ルシアン・フロイド(1922~2011)の‘女と白い犬’はロセッティの‘プロセルピナ’と同じくらい心がザワザワした。女性の姿にすごく生感覚があり、その強い目力が強く印象に残っている。この絵によって画家があのオーストリアの精神病理学者フロイトの孫であることを知った。

バラの‘スナック・バー’は一度見たら忘れられない絵。似たような絵で思いつくのドイツのグロスとかキルヒナー、そしてメキシコの画家たちが描く人物像の匂いもちょっとする。アクの強い独特の描写は場末のスナックバーの風景をを切り取るにうってつけ。こういう絵をみるとアートはキャラが立たないとうけないなとつくづく思い。

ゴッホの影響をうけたギルマン(1876~1919)の‘朝食をとるモンタ―婦人’は厚塗りの画面にインパクトがあり白のハイライトを多用した婦人の顔とテーブルの白いティーポットが目に焼きついている。

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