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2018.10.11

美術館に乾杯! テイト・ブリテン その一

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Img     ギリシャ神殿風のテイト・ブリテン

Img_0005    イギリス派の‘双子の婦人’(1600~10年)

Img_0002     ヴァン・ダイクの‘スペンサー家の貴婦人’(1633~38年)

Img_0003     リリーの‘キルデア伯爵夫人エリザベス’(1676年)

テムズ河畔にたたずむテイト・ブリテンはイギリス美術を展示する国立の美術館。ターナー、コンスタブル、ラファエロ前派など人気の絵画がずらっと飾られており多くの美術ファンが押し寄せる。はじめて訪れたのはかなり前だが、その頃はイギリス絵画だけでなくとピカソやダリなどの近代絵画も展示されていた。そのため館内では忙しくみた覚えがある。

現在のテイト・ブリテンになってからは2度足を運ぶ機会があった。おかげでどんな展示レイアウトになっているかはおおよそ頭に入っている。フロアは1階だけ、そしてターナーの作品はターナーギャラリーに集められている。コンスタブル、ブレイク、ロセッティ、バーン=ジョーンズ、ミレイたちの絵は正面入り口を進んだ左右の部屋でお目にかかれる。

イギリス絵画が輝きはじめるのはターナーやコンスタブルがでてきたころから、だから、それ以前に描かれた作品はよく知らない。だが、地方の画家が17世紀のはじめに描いた‘フ双子の婦人’には思わず吸い込まれた。双子の絵はこれまで見ただろうか、という好奇心が湧き長く見ていた。

この姉妹は同じ日に結婚し同じ日に子どもを授かった。よくみると二人はほとんど同じ顔立ちだが、右の婦人のほうが目が濃く、生まれた赤ちゃんも同じように右の子のほうがくっきりした目をしている。記憶に強く残る肖像画だった。

1632年チャールズ1世のお抱え画家になるためにロンドンに招かれたヴァン・ダイク(1559~1641)はここには1点だけある。それが‘スペンサー家の貴婦人’。婦人が着ている衣服の絹地の質感描写が目を釘づけにする。この絵は20年前日本にやって来た。

ヴァン・ダイクが亡くなったあと才能豊かな肖像画家として名を馳せたのがピーター・リリー(1618~1680)、‘キルデア伯爵夫人エリザベス’はお気に入りの一枚。モデルの美しさは目を見張るばかり。彼女の美貌が伝説となるほどだったことは一目でわかる。

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