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2018.10.21

美術館に乾杯! テイト・ブリテン その十

Img_0001     モリスの‘麗しのイズー’(1858年)

Img_0002     ポインターの‘アンドロメダ’(1869年)

Img_0004     ドレイパーの‘イカロス哀悼’(1898年)

Img_0005     アルマ=タデマの‘お気に入りの習慣’(1909年)

ラファエロ前派の第二世代の中心人物はイギリスにおける装飾芸術の礎を築いたウィリアム・モリス(1834~1896)とバーン=ジョーンズ(1833~1898)。モリスが唯一描いた油絵が‘麗しのイズ―’。モデルは妻のジェイン。ジェインのこの肖像画が描かれて16年後、ロセッティは愛人ジェインを‘プロセルピナ’に変身させた。

‘麗しのイズ―’のみどころは画面に現れたモリスの卓越したデザインセンス。イズ―の衣装、カーテン、置台の装飾性の高い花柄模様などが画面を華やかに彩っている。

ギリシャ神話を題材にしたポインター(1836~1919)の‘アンドロメダ’やドレイパー(1863~1920)の‘イカロス哀悼’は神話好きにはたまらない絵かもしれない。海獣への生贄として岩につながれたエチオピア王の娘、アンドロメダ、このお話は救出にやってくる英雄ペルセウスや怖い獣と一緒に描かれることが多いが、ポインターは女性のヌードをみせたくてアンドロメダだけにしている。ヌードへの人気が高かったヴィクトリア朝の気分を反映している。

ドレイパーにはもう一点‘ユリシーズとセイレーン’(1909年 ハル市美)という刺激的な絵があるが、横浜美で開催された‘ヌード展’で久しぶりにみた。日本には2回目の登場。‘イカロス哀悼’のほうはイカロスの異様に大きな翼に度肝をぬかれる。‘おいおい、これほど大きな翼があるのに落っこちてしまうとは、よっぽどへまをやらかしたのだね’と、ツッコミをいれたくなる。

アルマ=タデマ(1836~1912)はオランダ出身で後にイギリスに帰化した画家。得意技はリアルな細密描写、とくに大理石の質感描写は神技的に上手い。古代ローマ都市の風俗画を熱心に描いた‘お気に入りの習慣’でもポンペイの浴場に使われている大理石に目は吸いこまれる。

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