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2018.10.23

美術館に乾杯! テイト・ブリテン その十一

Img_0003  ホイッスラーの‘シシリー・アレキサンダー嬢’(1872~74年)

Img   サージェントの‘マクベス夫人に扮するエレン・テリー’(1889年)

Img_0001    ティソの‘船上の舞踏会’(1874年)

Img_0002          ムーアの‘花’(1881年)

大人の女性を描いた肖像画には心を奪われる作品は数多くあってベスト10を選べといわれるといろいろ悩む。これに対して子どもがモデルだとベスト5くらいはすぐでてくる。ホイッスラー(1834~1903)が描いた‘シシリー・アレキサンダー嬢’はランクインしている一枚。

はじめてみたのは日本であったテイトギャラリー展(1998年 東京都美)、ホイッスラーはテムズ川の絵と肖像画でその名を知られた画家だが、肖像画にはぐっとくるものが多い。そのなかで最も惹かれているのがこの8歳の女の子。

ホイッスラーはこの子を描くのに70回もポーズをとらせたという。ふつうだったらもう嫌だといってダダをこねてもおかしくないが、シシリーちゃんは銀行家の父親のしつけがよかったのかなんとか頑張った。でも、限界にきていたことはそのふくれ面をみるとよくわかる。

サージェント(1856~1925)の‘マクベス夫人に扮するエレン・テリー’は等身大の肖像画なので目の前に本人がいるような錯覚を覚える。もう心を200%吸いこまれる見事な肖像画。女の役者を描いた絵ではこれとミュシャのサラ・ベルナールの上演ポスターが双璧。サージェントの回顧展に遭遇することを夢見ているがそのときは再会できると勝手に妄想している。

ティソ(1836~1902)は本籍はフランスで現住所はイギリス。これまでお目にかかったのは片手にすぎないが、作品はどれも上流階級の女性たちが社交場に集う光景が華やかに描かれている。‘船上の舞踏会’はメディアのカメラクルーが撮った映像が流れている感じ。真ん中のスペースがあき通り道のようになっていてそのまわりを囲むように正装をした男女たちが陣取っている。

ホイッスラーとうまがあったムーア(1841~1893)は唯美主義と古典主義を融合させた画家。描く女性のポーズはギリシャ彫刻を彷彿とさせる。日本の展覧会では見る機会がほとんどないので、イギリスへ行くとレイトンとともに新鮮な刺激が味わえる。

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