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2018.10.28

美術館に乾杯! ヴィクトリア&アルバート美 その一

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Img     ラファエロの‘奇跡の漁り’(1515~16年)


Img_0001     ‘タペストリー・奇跡の漁り’(1516~21年)

Img_0002     ラファエロの‘聖ペテロへの鍵の授与’(1515~16年)

Img_0003     ラファエロの‘アナニアスの死’(1515~16年)

2010年に訪問したヴィクトリア&アルバート美は世界最大級の装飾美術館。世界中から集めてきた工芸、デザイン、ファッションなどの装飾美術がどさっと展示されている。とにかくいろんなものがあるのでじっくり見たら何日もかかりそう。

ここへやって来た最大の目的は有名なラファエロ・カルトンをみるため。カルトンはタペストリーの下絵、ラファエロ(1483~1520)は1515年レオ十世からシスティーナ礼拝堂の下部壁画に飾られるタペストリーの絵を依頼された。1517年に10枚の下絵は完成しブリュッセルにあるタペストリーの工房に送られた。

そのタペストリーのひとつが3番目の画像の‘奇跡の漁り’、2番目がその下絵。タペストリーとは左右が逆になっている。この原寸大の下絵は7枚が現存しているが、すべてV&Aにある。いずれも縦3m、横3~5mの大きなもの。下絵といってもラファエロの絵画だから見ごたえ十分、しかもビッグサイズ、ヴァチカン美にある‘ラファエロの間’にいるような気分になる。

描かれているのはペテロとパウロの物語だが、その構成や描写には激しい動きがみられ新たな絵画バロック様式に一歩も二歩も踏み出した感じ。とくに‘アナニアスの死’のドラマチックで誇張的な表現はバロックそのもの。こうした激しい感情の動きがリアルに描写された人物に目を奪われると宗教画の荘厳さはどこかへとんでしまう。

ラファエロ・カルトンにお目にかかれたのは生涯の思い出。ミューズに感謝!

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