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2018.10.07

美術館に乾杯! テイト・モダン その十三

Img_0001     ジョーンズの‘0から9の重複’(1961年)

Img_0003     トゥオンブリーの‘四季’(1993~94年)

Img     ラウシェンバーグの‘年鑑’(1962年)

Img_0002     ハーストの‘薬店’(1992年)

抽象ア―トが誰もが知っているものを扱ったものだとドギマギせずみれる。ジョーンズ(1930~)の‘0から9の重複’で画面に埋め尽くされているのは0から9までの数字。でも、一つ一つの数字はクリアにつかめずなんとなくこれは8でその下は4といった具合。

最初に書いた数字がまちがっていて書き直すときは正しい数字をその上に書くことはあるが、これは一回しかしない、また違ったら横に書く。こういうことは日常生活でよくあることだが、ア―ティストをこの書き直しを数字を大きく色つきにして何度も繰り返してみせる。すると、見る者はこういう発想がアートなんだと感心する。

トゥオンブリー(1928~2011)の‘四季’は頼りなさそうな線で落書きのようの表現されているが、なぜかいろいろ刺激される。左から春、夏、秋、冬、わかりやすいのは黄色の夏と黒と白の冬、そしていい感じなのが色彩の豊かな秋。なにかしっくりくる。

抽象表現主義とポップアートの橋渡しをしたのがジョーンズとラウシェンバーグ(1925~2008)、‘年鑑’は新聞や雑誌の写真と絵画やプリントが組み合わされている。この‘コンバイン’という作風はピカソの作品から現代的に発展したものだが、とりこまれる暮らしの断片は建物とか海の風景のように大きなスケールのもの。そのためその光景の深さと純化した絵画の色面やドローイングをつなげてみてしまう。

イギリスのダミアン・ハースト(1965~)のインスタレーション‘薬店’は慣れまで時間がかかる。医療と薬はハーストのお気に入りのモチーフ。これは死への抵抗であり一時的な延命行為とみる。重いテーマだが、いつもお世話になっている薬局のようにきれいに整理された棚には数々の薬が置かれている。

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