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2018.10.05

気になる‘横山操展~アトリエより~’!

Img_0002     スケッチブック‘溶鉱炉’(多摩美大)

Img_0003     未完の‘富士’(多摩美大)

Img     ‘白梅図屏風’(1963年 福井県美)      

Img_0001     ‘茜’(1973年 多摩美大)

近代日本画でお気に入りの画家は大半回顧展を体験してきたが、運がなくてまだ残っている画家もいる。横山操(1920~1973)もその一人。現在、三鷹市美術ギャラリーで開かれている‘横山操~アトリエより~’(8/4~10/14)をみてきた。ギャラリーは三鷹駅(南口)前からすぐのCORAL5階にある。

展覧会の情報はだいぶ前からインプットされていたが、出かけるかどうか迷っていた。背中を押してくれたのは1ヵ月くらい前の日曜美術館、もう何年もみていないアートシーンをチャンネルを変えないでそのままにしていたら横山操展が最初にとりあげられた。そこに驚きの作品があった。光琳の定番名画を引用した‘紅白梅図屏風’、ええー、横山操がこんな装飾的な絵を描いていたの!すぐ三鷹に行くことを決めた。

1963年に制作された二つの屏風は福井県美の所蔵。ともに破損された状態で発見され、‘紅梅図屏風’のほうは一部が上から下まで欠落している。見ごたえのある紅白梅図で流石、横山操という感じ。黒く深い作品だけでなくはっとするような華やかな絵も描いてみせる。才能があるから何でも描ける。仲の良かった加山又造(1927~2004)が昭和の琳派といわれるすばらしい作品を描いたから、横山も琳派をやってみるかとなったのかもしれない。

もう一点、みたかったのが同じ題名で何点も描いた‘茜’、横山は1971年脳卒中で倒れ大事な右手が使えなくなるが絵を描きたい一心で懸命にリハビリにはげみ左手でこの絵を描いた。本当にスゴイ画家。描いた年に亡くなったことを思うと感慨深い。

また、スケッチブック‘溶鉱炉’やアトリエに残されていたイーゼルにかかっていた未完の‘富士’や三十代の作品‘舞妓’なども長くみていた。

1999年から2000年にかけて東近美と新潟県近美で行われた横山操展は運悪く横浜を離れていたので見逃した。それから20年近く経った。もし、どこかの美術館で回顧展をやってくれるとすぐ駆けつけるのだが、期待したいのは大きな作品を展示できる国立新美とアゲイン東京近美。願いが叶うだろうか。

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