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2018.09.26

美術館に乾杯! テイト・モダン その六

Img         ベックマンの‘カーニバル’(1920年)

Img_0001     キルヒナーの‘モリツブルクの水浴者たち’(1909~26年)

Img_0002     グロッスの‘自殺’(1916年)

Img_0003     ハウスマンの‘芸術批評家’(1919~20年)

美術本でドイツの美術館が所蔵する作品をみることはあっても、じっさい近現代アートで知られるドイツの作家を現地の美術館でみることはまだ経験してない。当面の目標はミュンヘンのレンバッハハウスと決めているが、具体的な話はまだ時間がかかりそう。

ポンピドー同様、テイトにもドイツ表現主義者やベルリン・ダダのとても濃い作品がある。アメリカの美術館をまわっていると予想以上に遭遇するベックマン(1884~1950)、‘カーニバル’では縦長の画面にカーニバルの衣装を着た3人が窮屈な構図で描かれている。バイオリンを持つ目鼻立ちのはっきりした女性が気になる。

グロッス(1893~1959)の表現はかなり過激で‘自殺’はその最たるもの。はじめてみたとき体全体がフリーズした。赤く光る室内に拳銃で自殺した男が横たわり、左には首をつっている男がいる。この光景を裸の女が冷ややかに眺めている。ここは一体どこなのか

社会に対するグロッスの激しい反抗心が表出しているのはこの絵と日本でみた‘社会の柱石’、そしてまだ縁のない‘オスカー・バニッツァに捧ぐ’(シュトゥットガルト州立美)。そして、なにかとぼけた味がでているのがブリジストン美にある‘プロムナード’。劇画っぽい人物描写がとてもおもしろい。

グロッスとともにダダの中心メンバーだったハウスマン(1886~1971)、コラージュのなかにグロッスの描く人物と連動するドイツ人が登場する‘芸術批評家’もインパクトの強い型破りな作品。こういうドイツの作品は黙っているとこちらサイドにどんどん侵入されくる感じ。

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