« 美術館に乾杯! テイト・モダン その一 | トップページ | 美術館に乾杯! テイト・モダン その三 »

2018.09.22

美術館に乾杯! テイト・モダン その二

Img     マティスの‘アンドレ・ドラン’(1905年)

Img_0001     ドランの‘ロンドンの船だまり’(1906年)

Img_0002         モディリアーニの‘小さな農夫’(1918年)

Img_0003     ボナールの‘ミルク皿’(1919年)

今年わが家は北欧を旅行したことでムンク(1863~1944)、ゴーギャン(1848~1903)、マティス(1869~1954)が大当たり!、コペンハーゲンでゴーギャン、マティスに心を奪われ、オスロでは念願だったムンクの‘叫び’との対面が実現した。帰国してからも感動の余韻にひたっており、12月まではこの状態が続きそう。

マティスが描いた‘夫人の肖像(緑のすじのある肖像)’をはじめて図版でみたときはなんて大胆な色使いなんだ、と仰天したが、本物を前にすると時が経ったせいか顔の真ん中にぬられた緑にドギマギしなかった。それはマティスの感情が緑を選択したのは子どものお絵かきと同じことだということがわかってきたから。

‘アンドレ・ドラン’では頭の髪の毛、眉毛、口ひげ、目、頬に緑が使われている。マティスは女性の肖像を何点も描いているが、これが色彩の革命、フォーヴィスムだ、とドヤ顔だった夫人や盟友ドランの絵がやはり一番思いがこもっている。

ドラン(1880~1954)が1905~06年にコリウールやロンドンを描いた風景画に大変魅了されている。点描を部分的に使い明るい色彩を目いっぱい輝かせる描き方は海や川のもっている開放的な気分にぴったりでスーラの‘静の風景画’とは対照的に生き生きしている。

モデイリアーニ(1884~1920)の‘小さな農夫’は2008年日本で開かれた回顧展にやって来たのに出かけた名古屋市美には展示されなかった。残念でならないが、そろそろどこかの美術館がモディにスポットをあててくれるとリカバリーの可能性もあるのだが。だいぶ先かな。

来週の26日から国立新美ではじまる‘ボナール展’、オルセーのコレクションを中心にして大規模なものになるらしい。テイト・モダンもけっこう所蔵しており、なかでも‘ミルク皿’がいい。日本でボナールをみる機会は少ないが今年はプーシキン美でみた大作が記憶に強く残っている。

|

« 美術館に乾杯! テイト・モダン その一 | トップページ | 美術館に乾杯! テイト・モダン その三 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 美術館に乾杯! テイト・モダン その二:

« 美術館に乾杯! テイト・モダン その一 | トップページ | 美術館に乾杯! テイト・モダン その三 »