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2018.09.14

美術館に乾杯! ポンピドー・センター その二十三

Img     ぺヴスネルの‘世界’(1947年)

Img_0003     フレイヴィンの‘タトリンのための記念碑’(1974年)

Img_0001     スタルクの‘タブレットW.W’(1990年)

Img_0002     ヴェランの‘サイ’(1999~2000年)

20世紀に入ってアートの表現世界はどんどん広がっていき絵画、彫刻、建築それぞれの垣根がとっぱらわれいろんな融合の形が生まれてきた。そして、テクノロジーとアートの結びつきも強くなった。彫刻家ぺヴスネル(1884~1962)の‘世界’では金属の薄片が素材に使われており、彫刻というより建築的な造形性を感じさせる作品。

フレイヴィン(1933~1996)はライト・アート(光の芸術)に独自の表現をみいだした作家。‘タトリンのための記念碑’は明るい蛍光管を何本も縦に置いただけだが、日常生活に光は満ち溢れているからアートを別に意識しなくても気軽に作品を受けとめられる。

タトリンはテクノロジーとアートとのコラボを唱えロシア構成主義を生み出した。この活動はレーニン率いる新生ロシアの理想社会にも適っており、建築、デザインで国づくりに貢献した。蛍光管がつくる形はロシアではよくみられる建築スタイル。

2010年にポンピドーへ行ったとき、新規の作品で大変魅了されたのがデザインの世界的スター、フリップ・スタルク(1949~)のオブジェ‘タブレットW.W’とヴェラン(1963~)の赤い‘サイ’、二人ともフランス人。‘タブレット’は色あいが新進気鋭の陶工がつくる青磁の作品を思わせる。これと遭遇したのは大収穫。

ヴェランの赤いサイにも200%KOされた。重量感のあるサイが目の覚める赤で彩られて目の前にいる。今にものっしのっしと動きだしそう。こんな楽しいつくりものがあると子どもたちは喜ぶ。次はどんな動物がどんな色で現れるのだろうか。期待したい。

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