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2018.08.27

美術館に乾杯! ポンピドー・センター その五

Img     ローランサンの‘アポリネールと友人たち’(1909年)

Img_0002     レンピッカの‘緑の服の女’(1930年)

Img_0001     カーロの‘額縁’(1938年)

Img_0003     バルテュスの‘キャシーの化粧’(1933年)

世の中に名が知られている女性の画家は男性にくらべて圧倒的に少ないから、画集に載るような画家はすぐ覚える。近現代絵画の世界で有名なのはマリー・ローランサン(1883~1956)、ジョージア・オキーフ(1887~1986)、タマラ・ド・レンピッカ(1898~1980)、フリーダ・カーロ(1907~1954)、フランケンサーラー(1928~)といった面々。

このなかでポンピドーにあるのはローランサンとレンピッカとカーロ、美術館が2010年に作った図録‘20世紀美術の100選’にはカーロの‘額縁’が選ばれている。蓼科?に専属の美術館があるローランサン、昨年東京に移って来た?とい情報を耳にしたが場所は確認していない。これまでこの美術館がもっているローランサンを千葉の川村記念美で開催された回顧展(2010年)でみたり、大谷コレクションにも足を運んだの目はだいぶ慣れている。

恋人の詩人アポリネールや二人の橋渡しをやってくれたピカソなどが描かれた‘アポリネールと友人たち’は図版では知っているが、美術館で展示されたものはまだみていない。通常は倉庫にあるのかもしれない。右にいるローランサンの顔はアポリネールとピカソを除く人物とよく似ていてみんな狐の目。後年の作品のように薄いピンクや紫を使った乙女チックな画風にはまだなっていない。

淡い雰囲気の女性とは対照的に濃いキャラクターが画面をどーんと占めるのがレンピッカの肖像画、8年前Bunkamuraで大レンピッカ展に遭遇した。そのときの図録の表紙に使われていたのがアールデコ全開の‘緑の服の女’、まさに古いフランスやドイツの映画にでてくる金髪女優という感じ。華やかなパリの社交界にさっそうと現れて男性の視線を釘づけにする光景が目に浮かぶ。

メキシコのフリーダ・カーロの回顧展が10年くらい前?Bunkamuraであったようだが、当時情報がなくて見逃した。小さい頃から肉体的に大変辛い思いをしてきたカーロに関心があり、意表をつくシュールな絵をまとまった形でみたいと願っているがその可能性があるだろうか。‘額縁’は2010年に入館したときは展示してなかった。残念!

バルテュス(」1908~2001)はメトロポリタンにもいいのが揃っているが、ポンピドーには‘キャシーの化粧’、‘鏡の前のアリス’、‘トルコ風の部屋’などがあり、これらは運がいいことに日本でもみることができた。2010年の回顧展(東京都美)に結集した作品をみてバルテュスが偉大な画家であることを再認識した。

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