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2018.08.07

美術館に乾杯! 国立ソフィア王妃芸術センター その五

Img     チリーダの‘風の櫛Ⅰ’(1952年)

Img_0001     タピエスの‘絵画’(1955年)

Img_0002     マザウェルの‘トーテム像’(1958年)

Img_0003    ロスコの‘無題(オレンジ、桃色、黄色)’(1950年)

スペインを旅行するときバルセロナからスタートすると、次に向かう街はバレンシアと決まっている。ここでのお楽しみはスペイン料理の定番、パエリャ。ガイドブックにはほかにも地元出身の抽象彫刻家のフリオ・ゴンザレスの作品が展示されている現代美術館が紹介されている。

スペインの彫刻家はもう一人知っている。バスク地方のサン・セバスチャンに生まれたエドゥアルド・チリーダ(1924~2002)、2002年に縁があり鎌倉の神奈川県近美で行われた回顧展に出品された鉄やテラコッタ、大理石を使った抽象的な立体作品に目を奪われた。

チリーダはスペインだけでなくヨーロッパ各地に野外彫刻作品を設置している。図録に載っている巨大なオブジェはいつか見たいと思わせるものばかり。ソフィアにある‘風の櫛Ⅰ’は25年の歳月を費やした代表作の最初の作品。そして1977年、生まれ故郷の海岸に完成作ができあがった。

作風がフランスのデュビュッフェと似ているアントニ・タピエス(1923~2012)はバルセロナの出身。ポンピドーでお目にかかったのが最初の出会いだったが、過去の絵画の概念とはまったくちがったもので正直どうみればいいのか戸惑った。‘絵画’は建設がはじまったばかりの建築物の現場に紛れ込んだ感じで、まだなんの処理もされてない壁のむき出しの状態をみているよう。

アメリカのア―ティストについてはビッグネームがすべてが揃っているわけではないが、マザウェル(1915~1991)がスペインをはじめて訪れたとき内乱の悲劇に思いをはせ描いた‘トーテム像’とロスコ(1902~1970)のお馴染みの大きな色面の縁がぼやけた作品に足がとまった。

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