« 美術館に乾杯! 国立ソフィア王妃芸術センター その五 | トップページ | 美術館に乾杯! バルセロナ ミロ美 その二 »

2018.08.08

美術館に乾杯! バルセロナ ミロ美 その一

Img    モンジュイックの丘にあるミロ美(拡大で)

Img_0003     ‘空間の炎と裸婦’(1932年)

Img_0002     ‘朝の星’(1940年)

Img_0001     ‘太陽の前の人物’(1968年)

Img_0006         ‘女と鳥Ⅰ’(1969年)

バルセロナ観光の一番の目玉はガウディの建てたサグラダ・ファミリア、団体ツアーで行く場合はまずこの人気の聖堂へ出かけ、あとはガウデイのほかの建物、ミラ邸やパトリョ邸やグエル公園などをまわる。そのため、ここにあるピカソ美やミロ美は自由時間が組み込まれたツアー(ほとんどみないが)に参加した美術好きの人しか縁がないかもしれない。

バルセロナオリンピックで使われたスタジアムのあるモンジュイックの丘をめざしたのは今から28年前の1990年。大好きなミロ(1893~1983)の美術館を訪問するためである。ホテルからどう行ったか忘れたが、丘の下から石段をふうふういいながら登ったことはよく覚えている。

ミロ美はミロ自身の寄贈により開館した美術館。作品は絵画だけでなくオブジェ、タペストリー、陶器、版画、ポスター、スケッチなど多岐にわたり、1万点のコレクションのなかからセレクションされたものが1階と2階の明るい部屋に飾られている。

絵画は初期の素朴な感じの絵はなくシュルレアリスムの精神が全開したユーモラスで力強い表現がここでもあそこでも強く主張している。そして、色彩の変化にもヴァリエーションがあり生き生きした明るい色彩が目を楽しませてくれる一方、晩年の作品では日本の墨に影響され黒が画面の多くを占めるようになる。

‘空間の炎と裸婦’は女性をモチーフにした11点のうちの1点。口を大きくあけて横たわる裸婦の姿はどこかとぼけている。赤塚不二夫のギャグ漫画をすぐ連想する。大きな収穫だったのが1940年に描かれた星座シリーズの‘朝の星’、全部で23点あるこのシリーズ、まだ5点しかお目にかかれてないがコンプリートを夢見ている。

ミロが75歳ごろ仕上げた‘太陽の前の人物’と黒が豊富な‘女と鳥Ⅰ’も忘れられない作品。この歳になってもミロの創造するエネルギーはこんこんと湧き出てくる感じ。日本ヘは1966年と壁画を制作した大阪万博の1970年の2度やって来た。このとき日本の書の墨からインスピレーションを受けた。

|

« 美術館に乾杯! 国立ソフィア王妃芸術センター その五 | トップページ | 美術館に乾杯! バルセロナ ミロ美 その二 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65878/67035835

この記事へのトラックバック一覧です: 美術館に乾杯! バルセロナ ミロ美 その一:

« 美術館に乾杯! 国立ソフィア王妃芸術センター その五 | トップページ | 美術館に乾杯! バルセロナ ミロ美 その二 »