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2018.07.15

美術館に乾杯! ティッセン・ボルネミッサ美 その三

Img     カラヴァッジョの‘アレクサンドリアの聖カタリナ’(1598年)

Img_0001     ルーベンスの‘ヴィーナスとキューピッド’(1611年)

Img_0002     レンブラントの‘自画像’(1643年)

Img_0003     ジョルダーノの‘ソロモンの裁判’(1665年)

カラヴァッジョ(1571~1610)の作品を全点コンプリートしようと意気込んでいコアなファンにとってマドリードは訪問が欠かせない街かもしれない。ここに3点ある。先般紹介したプラドの絵、そしてティッセン・ボルネミッサにある‘アレクサンドリアの聖カタリナ’、そして王宮が所蔵する‘サロメ’。

まだ縁がない‘サロメ’の展示情報がしっかり押さえられてないのに対し、‘聖カタリナ’は二度もみてしまった。この絵が飾られている部屋では皆食い入るようにみている。やはり、カラヴァッジョは人気があり明暗のコントラストを強くきかせた画風は多くの人の心をとらえている。

ルーベンス(1577~1640) にはティツィアーノの作品を模したものがいくつかあるが、‘ヴィーナスとキューピッド’もそのひとつ、模写といってもワシントンのナショナルギャラリーにある本画と遜色のない仕上がりなのでルーベンスの作品として存分に楽しめる。ヴィーナスの白い肌を浮き上がらせる衣装の濃い赤が目に焼きつく、

生涯を通して数多く描かれたレンブラント(1606~1669)の自画像、世界中の美術館におさまっている一点々にはそれぞれレンブラントの内面が色濃くでており、圧倒的な存在感がある。この自画像は帽子をかぶり二本の金鎖をつけており、37歳くらいのレンブラント。ヨーロッパやアメリカの人はだいたい実年齢より歳をとっているイメージだが、この顔は30代にはみえない。

ナポリ生まれのジョルダーノ(1634~1705)はこの街で活躍したカラヴァッジェスキのリベラから刺激を受けており、その強い写実主義はこの大作でいかんなく発揮されている。ソロモンの裁判のハイライトを動きのある人物配置と明暗のコントラストでみせる表現力はこの画家が高い画力をそなえていたことを如実に示している。

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