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2018.07.18

美術館に乾杯! ティッセン・ボルネミッサ美 その六

Img_0001     コールの‘楽園追放’(1828年)

Img     ビーアスタットの‘滝の景観’(1880~87年)

Img_0003     ホッパーの‘ホテルの一室’(1931年)

Img_0002  ホッパーの‘ウェルフリート・マーサ・マッキーン号’(1944年)

ルネッサンス絵画や印象派は西洋美術史のなかではファンの多い絵画なので世界の有名な美術館へ行くとだいたいお目にかかれる。だが、美術館のある国の美術史を飾る絵は当然のこととしてほかの国でみる機会はぐっと減ってくる。

例えば、アメリカの美術館をまわってその雄大な風景画の魅力に開眼したハドソンリバー派、このグループの作品は過去に出かけたヨーロッパの美術館でみたことは一度もなかった。ところが、驚いたことにティッセンには飾ってあった!コール2点、チャーチ3点、ビーアスタット1点。アメリカでだんだん目が慣れているので夢中になってみた。

この美術館で感心するのはミュージアムショップで販売されている作品の絵葉書の多さ。大変魅了されたコール(1801~1848)の‘楽園追放’とビーアスタット(1830~1902)の‘滝の景観’が手に入ったのは幸運だった。スペイン観光にやって来るアメリカ人は大勢いるが、その人たちのニーズをよく踏まえている。なかなかの商売上手。

アメリカ人が大好きなホッパー(1882~1967)、とてもいい絵を3点も所蔵している。シカゴ美でみた大回顧展(2008年)にも出品されていた‘ホテルの一室’は画集に必ず載っている主要作品で美術館自慢の絵のひとつ。そして、立ち尽くしてみていたのが海の明るい青とヨットの白い帆が目に沁みる‘ウェルフリート・マーサ・マッキーン号’。

回顧展で心が晴れ晴れする同じようなヨットの絵を2点みたが、そのときの感動がマドリードで再現された。この海洋画はホッパーのあの孤独感の漂う静かな絵とはちがい底抜けに明るい作品なので目に焼きついている。スペインにある美術館なのにアメリカの美術館にいるような気分にさせてくれる、これが美術館への好感度を上げている理由のひとつかもしれない。

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