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2018.07.28

美術館に乾杯! ラサロ・ガルディアーノ美

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Img     ボスの‘荒野の洗礼者聖ヨハネ’(1488年)

Img_0001     ゴヤの‘魔女の集会’(1797~98年)

Img_0004     エル・グレコの‘聖フランシスコ’(1577~80年)

Img_0002     ベラスケスの‘女性の肖像’(1624年)

2の11年、スペイン旅行を楽しんだときマドリードでは自由行動を選択して7つの美術館や聖堂をまわった。すでに訪れたことのあるのはプラドとソフィア王妃センターだけであとははじめてのところ。その一つが地図(拡大で)の上のところに位置するラサロ・ガルディアーノ美。

どういうルートで到着したかは記憶が薄れているが、ここは美術コレクターとして名の知れた実業家ホセ・ラサロ・ガルディアーノが住んでいた屋敷がそのまま美術館として使われている邸宅美術館。こうした邸宅美術館がいいのはいい家具や調度品などをみながらくつろいだ気分で絵画鑑賞ができること。そのため、作品の数は多くなくても高い満足感がえられる。

3階立ての建物に入るとすぐ係員に尋ねたのはボス(1450~1516)の‘荒野の洗礼者聖ヨハネ’が飾ってある部屋。ボスの作品をコンプリートすることを夢見ているのでここではこの絵画が一番のターゲット。横になっている聖ヨハネの顔に生気がないためこちらまで気が重くなるところだが、目にエネルギーを注入してくれるのが‘快楽の園’などにもでてくる奇妙な果実、これを緻密にシュールぽく描くのがボス流の豊かな感性。魔法にかけられたようにボスワールドにひきこまれていく。

3点あるゴヤ(1746~1828)で見逃せないのが画集に必ず載っている‘魔女の集会’、一見すると牡山羊を中心に据えたコミカルな絵にみえるが、よくみると怖い場面が描かれている。牡山羊は悪魔の化身でそれを取り囲む魔女たちは生贄の幼児や赤ん坊を捧げている。

ここにはゴヤに関連した興味深い絵がある。それは‘裸のマハ’を自宅でみていた宰相ゴドイの愛人ペピータ・トゥドーを描いた肖像画。彼女がマハのモデルという妄想に近い説があるので足をとめてみていた。

ゴヤがあればエル・グレコ(1541~1614)、ベラスケス(1599~1660)も一緒にみたくなるのがスペインの美術館、嬉しいことにエル・グレコの‘聖フランシスコ’、ベラスケスの(女性の肖像)に遭遇した。予想外だったのはドイツのクラーナハの天使とキューピッドの絵があったこと。コレクションの幅の広さに感心した。

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