北シェラン島観光のあと大型客船でオスロへ
デンマークはドイツの北に国境を接するユトラント半島、コペンハーゲンのあるシェラン島、そしてこれらの間にあるフュン島からなっている。観光の2日目はコペンハーゲンを北上し、世界遺産となっているクロンボー城とフレデリスク城へでかけた。その後、大型客船でオスロへ向かった。
北シェランの対岸はスウェーデンでこのオアスン海峡は4㎞から16㎞と狭く、クロンボー城のある町は対岸まで4㎞しかない。ガイドさんの話では海峡列車が走りとフェリーが行き来しているという。スウェーデンからこちらにお酒を買いに来る人が多いそうだ。スウェーデンのほうが物価が高く、ここでたくさん買い入れるらしい。おもしろいことにフェリーの中の売店ではデンマークを出て10分経つと(海峡の中間点)、店は閉まるとのこと。
クロンボー城はシェークスピアの‘ハムレット’の舞台となった城として知られている。イギリスとデンマークはわれわれの感覚ではつかみとれないほど近い位置関係にあるのかもしれない。城に入る橋を進んでいるとぎょっとするものがでてきた。よくみると木の板の端を幽霊の手がつかんでいる。そのつくりものは手だけでほかはみえない。‘ハムレット’の幽霊が出迎えてくれたのである。このアイデアには感心する。
城の中には入らず、海の側からの城の光景や海峡を写真におさめた。夏には野外劇が上演されるようだ。‘ハムレット’を読んだのはずいぶん前だが、絵画好きのためミレイの傑作‘オフィーリア’を通じてハムレットは身近になっている。
もう一つのフレデリスク城はクロンボー城から南西に1時間くらいバスで走ったところにあった。クロンボー城が海峡を通る船に通行税をとるための拠点だったのに対し、ここは王が住んだ城なので広い庭園などが整備され見栄えのする立派な城だった。
このツアーではコペンハーゲンからオスロは船旅になっている。午後4時半に大型客船は出航し、翌朝9時45分にオスロに着く。海外旅行で客船に乗るのははじめてなので、出発後1時間くらいはデッキにでて潮風にあたっていた。
添乗員さんからここで買い物をすると安いと案内されたので、バッグが最初から大きくなるのを覚悟で早めにお土産を仕込むことにした。帰国後、配った人に評判がよかったのは王室御用達となっている‘MARZIPAN BAR’、スペインのトレドでおなじみのマサパンと似た菓子でとても美味しい。
| 固定リンク
コメント
憧れのマジパン!ヨーロッパの魅力のひとつとおもいます。
写真を拝見しましてチョコレートにくるまれてるようですが、
チョコない方がいいように感じました。
BARではなく 饅頭位のを食べたいです。
西のそれも比較的北のヨーロッパのお国のお菓子でしょうか。
私は
最近の観光は東欧や中東が多く
マジパンにはお目にかからないような気がします。
何故、
マジパンは世界中のおいしいものが揃う日本で売られてないのか?
トルコ近隣諸国のラツエ(?)というお菓子も売られてないですね。
投稿: Baroque | 2018.06.04 12:49
to Baroqueさん
Baroqueさんもお好きなマジパンがありました
ので、飛びつきました。このブランドは隣の方
が事前にネットでチェックしていて昼間、スーパー
でいくつか購入したのですが、ハイエンドの
マジパン仕様が船にあり、いいお土産になりました。
このマジパンが日本でも販売されれば売れますね。
そうなったら買い出しにでかけます。
投稿: いづつや | 2018.06.04 19:51