北欧は楽し! ストックホルム(1)
北欧の旅の最終日はスウェーデンの首都ストックホルム。ストックホルムには前日オスロからの高速列車で入ったが、始発の遅れなどのため到着は1時間遅れホテルに着いたのは夜の12時。そして、当日の市内観光は2時間半そこそこ、あっというまのストックホルム滞在だった。
現地在住のベテラン日本人ガイドさんの話がなかなかおもしろかった。スウェーデンでは5週間の有給休暇をとるが法律で決まっているらしい。‘大企業とはちがい自分たちは中小企業だから有給休暇なんて少ししかとれない’なんてことをもうずっと言っている日本の労働環境ではあと100年経ってもこんな制度はできないだろう。
とくに興味深かったのは高校生が卒業したとき、何人かが集まってトラックに乗り込み盛大に街をパレードをするという話。18歳は成人ということで皆、親離れする。だから、高校を卒業するというのは大人への仲間入りという意味で特別な区切りとなる。トラックを借りて数多くのグループが思い思いにデコレーションして通りを走りまわる。人々はそれを微笑ましくながめ祝福する。この国で定着しているそのイベントをみてみたかった。
多くの観光客が集まっていたのが市庁舎、ここは12月10日のノーベル賞授賞式後の公式晩餐会が開かれるところ。これから先日本人科学者が受賞したときはメデイアに流れる晩餐会の様子がよりイメージしやすくなる。
人口75万人のストックホルムは14の島からできているが、この市庁舎があるのは2番目に大きい島。建物の前にはリッダー湾が広がり絶好の撮影ポイントになっている。中国人が大勢いた。
スウェーデンは海外からの流入などのため人口が増え続け2018年現在1000万人に達している。ちなみにデンマークは573万人、ノルウエーは539万人、そしてフィンランドは556万人。北欧4か国の人口はみな同じくらいと思っていたが、スウェーデン人はほかの国の倍近くいた。
大勢の人が集まる旧市街では王宮をみてそのあと狭い路地を通りながら洒落たレストランやお土産屋などが並んでいるところを散策した。途中、ガイドさんが案内してくれたのが観光客の気配がないところ。小さな像がありコインがいっぱい投げ込まれている。この座った小像の頭をさわると願いが叶うらしい。また、ここへ来れることをお願いした。
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