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2018.06.10

オスロ国立美(3)

Img     マネの‘1867年のパリ万国博覧会’(1867年)

Img_0001     ルノワールの‘水浴するブロンド娘’(1885年)

Img_0002     ドガの‘婦人と犬’(1875~80年)

Img_0004     セザンヌの‘テーブルの上のミルク差しと果物’(1890年)

オスロ国立美で‘ムンクの部屋’に次いで多くの人が集まっているのが印象派が飾ってあるところ。ここに美術本に載っている作品がいくつも登場した。必見リストで二重丸をつけていたのが部屋の真ん中にあったマネ(1832~1883)の‘1867年のパリ万国国博覧会’。

マネには魅力的な肖像画が数多くあるが、これを同じくらい惹かれるのが近代化するパリの街並みや人々の生活を活写した風俗画。ドガもよくとりあげた競馬場、華々しい社交場、カフェやバー、、、ここに描かれているのは2回目の万国で沸くパリの街の一角、馬に乗った人や話し込む女性たちの輪、くつろぐ兵士、活気づく街の様子が手にとるようにわかる。

コペンハーゲンのニュー・カールスベア美では残念なことに収穫といえるほどのルノワール(1841~1919)に遭遇しなかったが、オスロにやって来たらルノワールらしい女性画が現れた。手元の画集にも紹介されている‘水浴するブロンド娘’、大きな絵ではないがブロンドの髪や肌の色使いに吸い込まれる。

2点あったドガ(1834~1917)は踊り子と小品の‘婦人と犬’、じつはこの後ろ姿の婦人をみるのは2度目。30年前の1988年に西洋美で大規模な‘ジャポニスム展’があり、構図のとり方に浮世絵の影響が明らかにみられる‘婦人と犬’も出品された。小さな絵でも婦人の肩ごしに犬をとらえるという発想が当時の人にとって斬新だったにちがいない。

再会した絵がもう一枚ある。セザンヌ(1839~1906)のすばらしい静物画‘テーブルの上のミルク差しと果物’。これが日本の美術館で公開されたのは1999年に横浜美で行われたセザンヌ展。かれこれ20年ぶりの対面。目に飛び込んでくるのは白が輝いているミルク差し。そして、傾ているようなのにさほど不安定な感じがしないテーブルにバランスよく置いてある果物。

水平と垂直の直線によって整然とつくられたテーブルに丸い形のミルク差しとリンゴやレモンなどがきわめて穏やかにおさまっている。だから、ずっとみていたくなる。やはり、セザンヌの静物画は最高。

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