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2018.06.01

コペンハーゲン国立美(2)

Img_0001     ドランの‘シミーズ姿の女’(1906年)

Img_0003     ドンゲンの‘踊り子アニータ’(1911年)

Img_0002     モディリアーニの‘アリスの肖像’(1918年)

Img     ルオーの‘裁判官’(1908年)

コペンハーゲン国立美で楽しめるのはマティスを軸にしたフランス近代絵画と現在、閉鎖中の14世紀から18世紀までの西洋美術、そしてデンマークとノルウエーの画家たちの作品。

お目当てのフランスの近代絵画は5つの部屋で飾られており、よく知っている画家が続々登場してきた。マティス以外で大きな収穫だったのが同じフォーヴィスムの仲間であるドラン(1880~1954)の‘シミーズ姿の女’、みた瞬間惹きつけられた。

ドランの女性画というとパリのオランジュリー美にあるフォーヴィスムから画風が一転し静かでおとなしい人物表現をすぐ思い起こす。そのため、このフォーヴィスム全開の女性の出現にはビックリした。これまでフォーヴィスムのドランで鮮やかな色彩が目に焼きついているのはポンピドーやMoMAにある川の情景などを描いた風景画だったが、このモデルの圧の強さによりMyお気に入り女性画に即登録となった。

オランダ出身のドンゲン(1877~1968)もマティスとともに色彩の革命、フォーヴィスムを推し進めた画家のひとり。回顧展になかなか遭遇しないが、美術館をまわって作品をひとつずつつみ重ねてきた。コペンハーゲンにも2点あった。‘踊り子アニータ’と‘婦人の肖像’、マティスの緑のすじのある妻、そしてドランとドンゲンの描いた女性が互いに色彩の輝きを増すようにコラボしていた。すばらしい!

モディリアーニ(1884~1920)の‘アリスの肖像’に思わず足がとまった。これはモデイが亡くなる2年前のものだが、なかなかいい。瞳がしっかり描かれているので、近づきがたい感じのするアーモンドの目とはちがって、どこか安心して向き合える。

モディがありルオー(1871~1958)もでてくる。じつに粒のそろった質の高いコレクションである。こうした絵画をみれるということはコペンハーゲンが豊かな街であることの証。アメリカの美術館をまわってもなかなか会えないルオー、ここで‘裁判官’に遭遇するとは思ってもみなかった。

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