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2018.05.02

美術館に乾杯! フォッグ美 その一

Img_0002    ケンブリッジのハーヴァード大のなかにあるフォッグ美(拡大で)

Img_0003     ドガの‘手袋をした歌手’(1878年)

Img     ゴッホの‘坊主としての自画像’(1888年)

Img_0001     モネの‘サン・ラザール駅、列車の到着’(1877年)

ボストンへはじめて行ったのは今から四半世紀前の1993年。当時は今のように美術館巡りが中心の旅行と違って名所観光に軸足をおきながら有名な美術館にも足を運んでいた。

出かけたのはボストン美とここからすぐのところにあるイザベラ・スチュアート・ガードナー美、そしてケンブリッジの街にあるハーヴァード美に所属しているフォッグ美。そのあと、ボストン美には2度訪問したが、ほかの2つはそれっきりなので建物の記憶がだんだん薄れてきている。

フォッグ美については3年前、ハーヴァード大の構内を観光したとき大学にあるほかの美術館と合体して規模を大きくして新たにスタートするという話を聞いた。だから、今は新たな場所で開館しているようだ。ボストン旅行はだいぶ先になるが、その機会があったら寄ってみたい。

さて、フォッグ美で展示されている美術品、館内をどうまわりどんなものをみたかは記憶がだいぶとんでいる。でも、定評のある印象派はその3年前新宿の伊勢丹美で開催された‘フォッグ美の印象派・後期印象派展’をみていたこともあり、インパクトの強い作品の前では感動の再現があった。

忘れられない絵の筆頭がドガ(1834~1917)の‘手袋をした歌手’、これはドガのなかでは異色の作品。フットライトをあびた歌手が声を張り上げて唄う姿がじつに感動的で思わず聴き惚れてしまいそう。この生な感覚にくわえて右手にしている黒の手袋のアピール力がスゴイ。こんなポーズだと強烈に目に焼きつく。

ゴッホ(1853~1890)の自画像も強い磁力を放っている。ここでゴッホは自分を日本人僧侶として描いている。浮世絵に関心を寄せていたゴッホはここまで日本に思い入れがあったとは、背景の薄い青緑がきりっとした顔を浮き上がらせている。こういう絵をみてしまうともうゴッホと一生つきあうほかない。

モネ(1840~1926)はサン・ラザール駅の連作を4,5点描いているが、その1点がフォッグコレクションに入っている。駅内の天井にたちこめる煙が近代化をまっしぐらに進むパリの発展を象徴的に表している。モネ狂いなのにまだこのサン・ラザール駅へ行ってない。口のわりにはぼやっと生きている。

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