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2018.04.27

根津美のエンターテイメント ‘光琳と乾山’展!

Img_0002     尾形乾山の‘八橋図’(重文 18世紀 文化庁)

Img_0001  尾形乾山の‘定家詠十二ヶ月和歌花鳥図 9月’(1743年 根津美)

Img_0003     尾形乾山の‘色絵菊流水図’(18世紀 イセ文化財団)

Img     尾形光琳の‘寿老人図’(18世紀)

尾形光琳(1658~1716)の大傑作‘燕子花図屏風’を所蔵している根津美では定期的に琳派展が開催される。装飾の要素の強い作品が並ぶため美術館に入るとエンターテイメント満載のイベントを楽しむ気分になる。

今回は光琳、乾山(1663~1743)の兄弟によるコラボに焦点をあてた構成になっている。会期は4/14~5/13.昨年琳派関連の図録や美術本を整理し、My琳派図録を数冊をつくった。そのため、二人の主要な絵ややきものについてはどこの美術館が所蔵しているかはすぐピンとくる。

でも、琳派は奥が深いのでまだ縁のない作品が残っており、さらに初美の作品もひょいと出品される。ここにあげた4点はやっと会えた追っかけの2点とプラスαとして新たに図録に加わった2点。みどりがめさんに展示の情報を教えてもらったのが、乾山の‘八橋図’(展示は27日まで)。

この絵に会うのに何年かかったことか!光琳のように橋と燕子花は意匠性を高めて描かれてなくざっざっと並べていった感じだが、それがかえって物語の情景を連想させ人の気配を感じさせる。この絵は以前は個人蔵だったが、今は文化庁となっている。根津美が購入すればよかったのに。

‘定家詠十二ヶ月和歌花鳥図’は全部現存しているのかわからないが、これまで画集でみたのは7点、そのうち‘9月’だけは根津美にあるのになぜかすれ違いが続いた。やっと遭遇した。一仕事したような感じ。収穫は展覧会にはじめて出品された‘八月’。三羽の雁が飛ぶ姿が目に沁みる。こういう作品をさらっと展示するのが根津美のスゴイところ。

黄色の菊が印象的な乾山のやきもの‘色絵菊流水図’にも思わず足がとまった。大きめの角皿なのでとても見栄えがする。ほかにお馴染みの光琳と合作の角皿が8点。そのひとつが寿老人。そして、横に並ぶ初登場の光琳の‘寿老人図’を興味深くみていた。

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