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2018.04.01

美術館に乾杯! グッゲンハイム美 その六

Img     ミロの‘耕地’(1924年)

Img_0001        デルヴォーの‘夜明け’(1937年)

Img_0003        シャガールの‘ヴァイオリン弾き’(1924年)

Img_0002     シャガールの‘窓から見たパリ’(1913年)

ミロ(1893~1983)は大好きな画家だから、アメリカの美術館が所蔵する作品はすぐでてくる。ワシントンのナショナルギャラリーには作家のヘミングウエイが購入した‘農場’があり、MoMAでは‘狩人’やパロデイ画の‘オランダの室内Ⅰ’が目を楽しませてくれる。

‘狩人’とグッゲンハイムにある‘耕地’、そして日本にやって来たのに見逃した‘アルルカンのカーニヴァル’(オールブライト=ノックス美)はミロのギャグマンガ的シュルレアリスムの3部作。これをみていつもニヤニヤしている。
‘耕地’は‘農場’をシュールに進化させた作品。おもしろい描き方がいくつもあるが、右の目や耳をもった樹木に感心する。大地にしっかり立つ木は鶏の鳴き声を聞きトカゲやカタツムリをじっとみているのだろう。

デルヴォー(1897~1994)の‘夜明け’に描かれているのは下半身が太い木の幹になっている裸婦。上半身だけをさらしているときは下はだいたいきれいな衣服をまとっているが、この絵は例外的に樹皮でおおっている。人魚がいるのだから樹木人もすんなり受け入れられる。

デルヴォーというとお楽しみの絵がある。横浜美ではじまったテート・コレクションによる‘ヌード展’(3/24~6/24)に出品されている‘眠るヴィーナス’、旧テート館のとき‘白鳥’はみたのにこのヴィーナスには縁がなかった。新しいテートモダンになり対面を願っていたがそれも実現せず。ようやく会えそう。

シャガール(1887~1985)に大接近するためにはどうしてもはずせない美術館はパリのポンピドーセンターと‘村と私’のあるMoMA、そしてグッゲンハイム。‘ヴァイオリン弾き’はほかにも数点みたが、最も印象深いのはこちら。緑の顔と紫の衣装が目に焼きついている。

ミロと同じく、シャガールも夢見る画家。‘窓から見たパリ’にはシャガールの魅力がぎゅっとつまっている。まず目にとまるのは人間の顔になっている猫、そして猫と視線を合わせない頭が二つある男も気になる存在。シャガールの空想は自在、逆さまの汽車があり、お馴染みのエッフェル塔の横では兵士が落下傘で降下中。グッゲンハイムは本当にいいシャガールを所蔵している。

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