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2018.04.04

美術館に乾杯! グッゲンハイム美 その七

Img_0001      カンディンスキーの‘コンポジションⅧ’(1923年)

Img_0003     カンディンスキーの‘さまざまな円’(1926年)

Img_0002     カンディンスキーの‘紫=オレンジ’(1935年)

Img     カンディンスキーの‘主調曲線’(1936年)

カンディンスキー(1866~1944)の抽象絵画との出会いは長く続けている絵画鑑賞のなかで‘最高の瞬間’(peak experiance)のひとつ。そんな心を特別高揚させる作品がグッゲンハイムへいくと続々登場する。

美術館の顔にもなっているカンディンスキーの作品は全部で150点ほどある。カンディンスキーの抽象画を所蔵していることで有名なのはパリのポンピドー、ミュンヘンのレンバッハハウス、モスクワのトレチャコフ、そしてグッゲンハイム。いずれも日本の美術館で画集に載っている傑作の数々が披露された。

グッゲンハイムのコレクションについては1991年セゾン美であった名品展になんと16点やって来た。これによっカンディンスキーが生み出した抽象美に200%開眼した。以来その豊かな色彩と円と直線で構成された明快な幾何学模様に魅了され続けている。

‘コンポジションⅧ’はソロモン・グッゲンハイムが指南役のヒラ・リベイ(初代美術館館長)の案内でドイツ旅行したときデッサウのアトリエでカンディンスキーから直接手に入れたもの。これが購入第一号となった。日本には出品されなかったが2年後NYへ行ったとき存分に楽しんだ。この絵とポンピドーにある‘黄ー赤ー青’はMyベスト1。

カンディンスキーの画風の変化からいうと、一番の好みは1910年代に描かれた色のにじみや躍動的なフォルムを特徴とし宇宙的な意味をもたせた‘コンポジションシリーズ’よりそのあとに制作されたスッキリ抽象画の方。

ここにあげた4点は余分なものが省き明るい色と柔らかい幾何学模様を使うことで軽快な調子をだしている。そのため抽象画にありがちな緊張感や難解さは弱くなっている。また、ミトコンドリアなどの微生物を連想させる形を随所にちりばめているのもおもしろい。

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