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2018.03.02

美術館に乾杯! MoMA その九

Img_0001_2     ミロの‘狩人(カタロニア風景)’(1924年)

Img_2     クレーの‘魚のまわりで’(1926年)

Img_0002_2     ピカビアの‘ウドニーと再会’(1914年)

Img_0003_2     マン・レイの‘女綱渡り芸人はその影を伴う’(1916年)

現代アートの作品が並ぶ美術館では不思議なフォルムや意表をつく色彩の構成を目にし緊張した心持ちで展示室をまわることが多い。そんなとき気分をぐっと軽くさせてくれる作品に出会うと一息つく。

MoMAにはもってこいの絵がある。すでに紹介したアンリ・ルソーやミロ(1893~1983)やクレー(1879~1940)。ミロ好きにはたまらない‘狩人’の前に立つと自然に口元がゆるむ。記号や略図のようなものがバランスよく配置されている。一体どこに狩人がいるのだろうか。左上でパイプがみえるのでどうやらそれらしい。

一方、クレーの魚の絵もとてもおもしろい。真ん中に描かれた魚は太古の魚を連想させる。周りを囲むものは謎だらけ。月は満月と三日月が二つ。魚からでた矢印の先は人間の横顔のよう。そして、左右には筒のようなものが置かれている。!の記号と十字架もある。クレーは深く考えることなく思いついたものを並べていったのかもしれない。

ピカビア(1879~1953)の‘ウド二ーと再会’は風船をいくつもふくらませてここにひと固まり、あそこにという風に画面を構成した感じ。対象に丸みがあるので全体が彫刻のように立体にみえるのでつい体を移動させて裏側ものぞいてみたくなる。

写真や絵に才能を発揮したマン・レイ(1890~1976)はアメリカのアーティスト、‘女綱渡り芸人はその影を伴う’はパッと見ると明るい色彩の色面が強く印象に残るのでケリーの画風とかぶるところがある。タイトルをみないでこれをみると洋服ダンスに明るいマントが何枚も掛けられているようなイメージ。

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