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2018.03.01

美術館に乾杯! MoMA その八

Img_0001  ボッチョーニの‘空間の連続における単一の形態’(1913年)

Img_0004     ブランクーシの‘ポガ二―嬢’(1913年)

Img_0002     ジャコメッティの‘喉を切られた女’(1932年)

Img     カルダーの‘ロブスターの罠と魚の尾っぽ’(1939年)

MoMAはパリのポンピドーセンターとともに現代美術の殿堂だから絵画だけでなくバラエティに富む現代彫刻やオブジェが数多く飾られている。

彫刻については1990年に訪問したとき中庭に設置されていたロダン(1840~1917)の‘バルザック記念像’(1898年)に大変感動した。この圧倒的な存在感が強く心を揺すぶり翌年パリの美術館巡りでロダン美にも寄ることに。

このように美術の鑑賞にはサプライズがつきもの。バルザックの場合は知っていた作品だが、あまり馴染みのない現代彫刻ではその抽象性や不思議な造形が衝撃を与える。未来派のボッチョーニ(1882~1916)の‘空間の連続における単一の形態’は動く人間のスピード感がすぐ伝わってくるフォルムが強い磁力を放っている。

ブランクーシ(1876~1957)の肖像彫刻‘ポガニー嬢’は一度見たら忘れられない作品。大きなアーモンド型の目からはフクロウとかみみずくが頭に浮かんでくる。これに対して同じく卵型の‘眠れるミューズ’のほうは目がうすくつるんとして静かなイメージ。

物騒なタイトルがついているジャコメッティ(1901~1966)の‘喉を切られた女’、これはどうみても地上を這う蜘蛛。首が切断され喉をかき切られるほどの残忍な事件をテーマにするのは作品への入り方としてはかなり過激。こういうタイトルだとすっと通りすぎるわけにはいかなくなる。

子どもから老人まで世代をこえて楽しめるカルダー(1898~1976)のモビール、空間に宙振りになっている軽やかなオブジェ‘ロブスターの罠と魚の尾っぽ’はロブスターがいつ罠にかかるのかとついじっとみてしまう。

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