« 美術館に乾杯! MoMA その十四 | トップページ | 美術館に乾杯! MoMA その十六 »

2018.03.11

美術館に乾杯! MoMA その十五

Img_0002     ウォーホルの‘ゴールド・マリリン・モンロー’(1962年)

Img_0003     ローゼンクィストの‘マリリン・モンロー、Ⅰ’(1962年)

Img     リキテンスタインの‘溺れる少女’(1963年)

Img_0001     ウェッセルマンの‘スモーカー1’(1967年)

アンディ・ウォーホル(1928~1987)の肖像画に登場する映画スターや歌手は数多くいる。そのなかで記憶に強く刻まれているのは映画‘クレオパトラ’に出演したエリザベス・テーラーとアメリカでは絶大な人気を誇るあのエルヴィス・プレスリー。

これに対し、1962年に睡眠薬を飲み過ぎて36歳の若さで亡くなったマリリン・モンローは名前やその姿はTVに流れる芸能ニュースでみるくらいで出演した映画を楽しめる年齢ではなかった。そのため、ウォーホルが描くモンローによってこの女優のイメージができあがっている。

MoMAにある‘ゴールド・マリリン・モンロー’はモンローシリーズのなかで最も有名なもの。シルクスクリーンのサイズは縦2.11m、横1.44mの大きさがあるがモンローの顔はほかの作品のように画面いっぱいに描かれてなく拍子抜けするくらい小さい。亡くなって数ヶ月した経ってないのであえて小さくして‘永遠のモンロー’を印象づけたかったのかもしれない。

同じ年にモンローを描いたア―ティストがもう一人いた。昨年亡くなったローゼンクィスト(1933~2017)。でも、この作品でモンローはすぐわからない。ぐるっと回してみるとようやく女性の顔写真がでてくるが、マリリン・モンロー?という感じ。分割された画面に必ず逆になったモチーフを使い顔の一部や企業ロゴ、商品などで配置しいく手法なので、タイトルほどにはモンローが浮かぶ上がってこない。

ポップアートの世界ではウォーホルとともに一世を風靡したリキテンスタイン(1923~1997)は‘溺れる少女’の流す涙が忘れられない。ここには‘ボールを持つ少女’もあるが、どういわけか2013年のときお目にかかれなかった。ミュージアムショップに寄るとこの絵を使ったマグカップやノートなどが販売されていたので残念でならない。

ウェッセルマン(1931~2004)の‘スモーカー1’は2004年日本であったMoMA展で遭遇し、200%KOされた。幽霊のような女がまったりと煙草を吸っている。このポップ調の生感覚はスゴイ!

|

« 美術館に乾杯! MoMA その十四 | トップページ | 美術館に乾杯! MoMA その十六 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65878/66486773

この記事へのトラックバック一覧です: 美術館に乾杯! MoMA その十五:

« 美術館に乾杯! MoMA その十四 | トップページ | 美術館に乾杯! MoMA その十六 »