祝 フィギュア 金メダル 銀メダル!
期待されたフィギュアで怪我から復帰した羽生結弦選手が金メダル、宇野昌磨選手が銀メダルを獲得した。拍手々!昨日のショートプログラムで1位、3位を占めていたのでともにメダルをとれると思っていたが、1,2フィニッシュを見事に決めてくれた。腹の底から感動した。すばらしい!
3カ月もリンクから遠ざかっていた羽生選手の連覇は無理だろうとみていた。だから、20歳の宇野選手が金メダルをとるのが一番いいシナリオだった。おそらく多くの人はそう思ったにちがいない。ところが、羽生選手は見事に復活し、信じられない技術の高さ、優美な表現力でまたオリンピックチャンピオンになった。もうスゴイとしかいいようがない。
バックに流れた音楽は映画‘陰陽師’のテーマ曲だという。日本の宮廷文化を思い起こさせるとてもいい曲だが、あの光源氏が羽生選手に姿を変えて舞っているように映った。羽生選手が4回跳んだ4回転の種類と難易度はよく知らないが、どれも難なくこなしている感じ。身長があって小顔、そして手足が長いからそのジャンプはとても優雅でしなやかにみえる。まさにイケメンお公家さんの姿が重なる。
平安貴族の羽生選手に対して宇野選手はバレリーナという感じ。演技に使った曲は有名なオペラ‘トゥーランドット’、最初の4回転に失敗したときは嫌な予感がした。これが尾をひいてまた転ぶのではないかと。だが、宇野選手は並みの選手とはちがう。そこからはあの失敗は何だったのかというほど高難度の4回転をびしびし決めていく。これは半端じゃない精神力。きっと自分の技に自信をもっているのだろう。そのため大崩れしない。
後半になっても体力は落ちず曲のさびの部分に力をもらうかのように安定した滑りときれのよいジャンプを次々成功させた。これほどスピードがあり力強い演技をされたらスペインのフェルナンデスも3位を認めざるをえないだろう。
フィギュアをみてつくづく思うのはこの競技は氷の上でおこなわれるオペラでありバレエだということ。美しいメロディラインにのって、流れるようなスケーティングとスピード感あふれる4回転ジャンプで目と耳、そして心を楽しませてくれる。
世界中で人気があるフィギュアで日本の選手が2人も表彰台にあがった。これほど嬉しいことはない。
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