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2018.02.05

美術館に乾杯! メトロポリタン美 その二十一

Img      ダリの‘超立方体的肉体(磔刑)’(1954年)

Img_0003     オキーフの‘遠くて近いところから’(1937年)

Img_0002     ホックニーの‘富士山と花’(1972年)

Img_0001     ブローネルの‘文明化への前奏曲’(1954年)

シュルレアリスムとのつきあいは長く続いている。まず、ユーモラスなミロに心を奪われ、細密な描写で夢の世界を神秘的に表現したダリに夢中になった。これにマジシャン、マグリットとシュールな世界に裸婦を登場させたデルヴォーが加わり、シュルレアリスムとは縁が切れなくなった。

MoMAへ行くといい絵がぞろぞろでてくるが、METではそこまでは揃ってない。でも、ダリ(1904~1989)はすごい絵を所蔵している。画集にはだいたい載っている‘超立方体的肉体(磔刑)’。1階展示室の出口の前は廊下になっているが顔を右にむけるとこの大作が目に入ってくる。

そして、ダリってこんな宗教画を描いていたのか!と感心する。ワシントンのナショナルギャラリーでは‘最後の審判’をみたので、残るはグラスゴー美にある‘十字架の聖ヨハネのキリスト’。これと遭遇すればダリのコンプリートは大きく前進する。グラスゴーは遠いのでグラスゴー美展を妄想しているが、夢の見過ぎか。

METの近現代アートで見逃せないのはオキーフ(1887~1986)、2008年に出かけたときはミニオキーフ展といってもいいほど多くの作品がでていた。その数20、それまでオキーフをみたのは片手くらいだったので飛び上がるほど嬉しかった。そのなかでお気に入りはお馴染みの牛の頭蓋骨が大平原の上空に広がる‘遠くてち近いところから’。Bunkamuraでオキーフ展があることを信じているのだが、はたして。

イギリス現代アート界の大御所的な存在であるホックニー(1937~)は今年81歳になる。昨年BSプレミアムで特集した北斎展に登場したのではじめてその顔を知った。METには2点あり‘富士山と花’はホックニーが36歳のとき来日したことがきっかえとなり仕上げたもの。シンプルな構図と画面の大半を占める青が目に焼きつく。

ルーマニア生まれのシュルレアリスト、ブローネル(1903~1966)の‘文明化への前奏曲’は2015年のときの収穫のひとつで、牛?の体のなかにモチーフをいっぱい詰め込む発想にKOされた。こんな絵を描くのはブローネルとシャガールしかいない。

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