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2018.02.26

展示のセンスがいい‘寛永の雅’展!

Img_0003    本阿弥光悦・俵屋宗達の‘鹿下絵新古今集和歌巻断簡’(17世紀)

Img     狩野探幽の‘桐鳳凰図屏風’(左隻 17世紀 サントリー美)

Img_0002     野々村仁清の‘色絵花輪違文茶碗’(17世紀 サントリー美)

Img_0001     野々村仁清の‘白釉円孔透鉢’(17世紀 MIHO MUSEUM)

国立新美でビュールレコレクションを堪能した後、すぐ近くのサントリー美へまわり‘寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽’(2/14~4/8)をみた。

すごく前のめりになる展覧会ではないが、サントリーはこういうタイプの企画展ではいいセンスを発揮するからやはり見ておきたい。期待は野々村仁清のやきものだが、予想以上の数を集めており流石、サントリーといった感じ。

絵画では久しぶりにみた2点の前に長くいた。本阿弥光悦(1558~1637)と俵屋宗達によるお馴染みのコラボ‘鹿下絵新古今集和歌巻断簡’と狩野探幽(1602~1674)の‘桐鳳凰図屏風’。宗達が描いた鹿はMOAなどにもあるが、鹿の群れはサントリーがもっているものが一番多い。これは鹿の動きが羽生選手の4回転ジャンプをVTRで連続した画像にしてみせるのと同じようなイメージ。

鳥の中でも別格の存在なのが鳳凰、金地の背景に番の鳳凰が装飾的に表現された水流を挟んでむつまじく見つめあっている。探幽のなかではこの絵がもっともグッとくるかもしれない。

野々村仁清のやきものの魅力は何といっても端正なデザイン力。なかでもサントリーにある‘花輪違文’の模様が心を打つ。これとMOAが所蔵する‘金銀菱文’がもっているグラフィカルな感覚には驚かされる。仁清は瞬間的に時代をつきぬけるアートの領域に飛躍したにちがいない。

そして、側面に丸い穴を散らした‘白釉円孔透鉢’もじつに自由でおおらかな意匠。仁清に乾杯!

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