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2018.02.04

美術館に乾杯! メトロポリタン美 その二十

Img_0002     マティスの‘座椅子’(1926年)

Img     ドランの‘夜の国会議事堂’(1905年)

Img_0001          ブラックの‘丸いテーブル’(1922年)

Img_0004     ベックマンの‘鳥地獄’(1938年)

NYで近代絵画や現代アートを楽しむならMoMAやグッゲンハイム、ホイットニーへ出かけることを思いつく。MoMAはこの願いを200%満たしてくれる。だが、あとの2つは注意が必要。というのは図録に載っている作品が常時展示されていないのである。そのため、みたい作品がまだいくつも残っている。

そこでクローズアップされるのがMETの1階と2階にある近代美術のコーナー、時間をかけてみるとMoMAと同じくらい大きな満足がえられることは請け合い。また、ここでは別料金の企画展なども行われており、2013年のときは想定外のマティス展に出くわした。

予定の時間がすぎたのでパスせざるをえなかったが、所蔵する‘座椅子’や‘ナスタウムとダンス’、‘若い水夫’が展示されていたにちがいない。東近美でマティス(1869~1954)の回顧展があったのは2004年、それから14年も経ったのでどこかの美術館がマティスにチャレンジしてくれると嬉しいのだが。

フォーヴィスト、アンドレ・ドラン(1880~1954)の‘夜の国会議事堂’はなかなかいい絵。ロンドンの国会議事堂といえば、ターナーもモネも描いているが、ドランが刺激をうけたのはモネのほう。青、緑、橙色を自由奔放に使う色彩感覚はフォーヴィスムの真骨頂。

ブラック(1882~1963)の‘丸テーブル’は15点以上あり、これは最初の作品。ここには同じような構成で仕上げた‘暖炉’シリーズの一枚もあるが、ともに強く印象に残っている。こうした静物画はいずれも平面性が特徴、丸いテーブルに並べられている果物、パイプ、新聞、楽器はいまにも下にずり落ちそう。それが気になってしょうがない。

ベックマン(1884~1950)の‘鳥地獄’は2015年のサプライズ賞を贈呈したくなる体験だった。ここにベックマンの作品があったの!?という感じだが、さらに10点ある三幅対作品のひとつ‘はじまり’も横に飾られていた。こういう作品がさらっとでてくるのがMETのスゴイところ。

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