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2018.02.11

美術館に乾杯! MoMA その一

Img_0001     ニューヨーク近代美術館(MoMA)の入口

Img     ピカソの‘アヴィニョンの娘たち’(1907年)

Img_0003     シャガールの‘私と村’(1911年)

Img_0002     ダリの‘記憶の固執(柔らかい時計)’(1931年)

団体ツアーでNYを観光するとき美術鑑賞にメトロポリタンと五番街にある近代美術館(MOMA)が入っていることが多い。これはパリでルーヴルとオルセーへ必ず訪問するのと同じようなもの。大都市では美術館への入場が観光のハイライトのひとつになっている。

2004年に新装なったMoMAを2013年ようやく訪問できた。展示スペースが前の2倍に増え1階ロビーと2階が現代美術、3階~5階は所蔵作品の常設展示、そして6階が企画展示。所蔵の名画がどの階に飾ってあったか記憶が薄れてきたが、ピカソ(1881~1973)の‘アヴィニョンの娘たち’とはたしかに再会した。

はじめてここを訪れたのは今から28年前の1990年。一番みたかったのがこの絵。絵画を海外の美術館でみて感激するのは美術の教科書に載っていた作品が目の前にあること。絵画の革命、キュビスムの誕生をつげる絵と今向き合っている。ここに来てよかったなと、素直に思う。

右の2人の女の顔はアフリカの部族仮面を使って造形している。すぐ頭をよぎったのは小さいころ動物園でみたマントヒヒの鼻。あの緑の筋を連想させる線がこの絵でも何本も引かれ強烈なインパクトを放っている。この絵のあとピカソとブラックはモチーフを多視点から幾何学的に再構成素しキュビスムの手法を洗練させていく。

MoMAが増改築のため休館したとき、日本にその一級のコレクションが3回にわけてやって来た。だが、‘アヴィニョンの娘たち’は入ってなかった。だが、シャガール(1889~1985)の代表作‘私と村’は登場した。MoMAというと‘アヴィニョン’とこのシャガールの絵というイメ―ジがあったのではじめてみたときは感激した。

ハッとするのが大きく描かれた男の緑の横顔。この緑の顔はサーカスにでてくるピエロをみるときの感情に似ている。それほどこの緑には違和感がある。そして、すぐ前にいる牛の顔にもありえないものが描かれている。乳しぼりしてい女性。この人物と牛の対面は一度みたら忘れられない。

サプライズ三段重ねの最後はシュルレアリスムの旗手、ダリ(1904~1989)の‘記憶の固執’、図版のイメージと違っているのは絵のサイズが小さいこと、縦24cm、横33cmしかない。ええー、こんなに小さいの!?という感じ。そのため、くにゃっと曲がった時計に気をとられると手前の懐中時計にいる蟻をみのがしそうになる。この絵との出会いによってシュルレアリスムとの長いつきあいがはじまった。

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