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2018.02.20

美術館に乾杯! MoMA その五

Img     クリムトの‘希望Ⅱ’(1908年)

Img_0001     シーレの‘ゲルトハーデ・シーレの肖像’(1909年)

Img_0002     キルヒナーの‘街路、ベルリン’(1913年)

Img_0003     ベックマンの‘船出’(1933年)

パリとともにアートが存分に楽しめる街、NY、美術館をまわると人気のカラヴァッジョやフェルメールに会え、美術本に載っている有名な印象派や近現代美術の傑作がひょいと現れる。そして、2006年からはノイエギャラリーでクリムト(1862~1918)のすごい絵がみれるようになった。

その絵はもとはウイーンのベルヴェデーレ宮にあった‘アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像’、この作品の登場でNYの美術館が所蔵するクリムト作品はぐんと厚みをました。METにも2点あるが、MoMAで楽しめるのは妊婦に装飾的な衣裳をまとわせて描いた‘希望Ⅱ’。

クリムトにあこがれたシーレ(1890~1918)はNYで2点みれる、グッゲンハイムにある‘老人の肖像’とMoMAのコレクション‘ゲルトハーデ・シーレの肖像’、モデルはシーレの4歳年下の妹。茶色でまとめられた女性はクリムトがつくりだした黄金による装飾美とはちがいシックでハイセンスなイメージがする。シーレの作品には過度に痩せた若い男女の退廃的な姿がつきまとうが、これは例外的にしゃきっとしていて品のよさがある。

ドイツの画家が描く人物は顔や手足が縦に長くとげがささるような鋭角的なイメージが特徴、キルヒナー(1880~1938)が繁栄をきわめるベルリンで自由気ままに遊びまくる人々を描いた‘街路、ベルリン’は女性が着る衣装の紫が強く記憶に残る作品。

ベックマン(1884~1950)は三幅対の寓意画を10点制作したが、その7点を退廃美術と晒し者にされたナチスの時代に仕上げた。‘船出’は第一作目で、左右に拷問、中央に自由を表現している。ナチスへの痛烈な批判を投げかけているが、どの時代にでも起こりうる寓意画として描いている。

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