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2018.02.28

美術館に乾杯! MoMA その七

Img     バッラの‘街灯’(1909年)

Img_0001     ボッチョーニの‘サッカー選手のダイナミズム’(1913年)

Img_0002     ボッチョーニの‘笑い’(1911年)

Img_0003  セヴェリーノの‘バル・タバランのダイナミックな象形文字’(1912年)

日本画家の加山又造が若い頃のめりこんだのがイタリアの未来派、主要なメンバーはバッラ(1871~1958)、ボッチョーニ(1882~1916)、セヴェリーノ(1883~1966)。

彼らの作品が楽しめるのはイタリアでは3カ所、ローマの国立近代美、ミラノのブレラ美、そしてヴェネツィアのグッゲンハイム美。では、イタリア以外の国ではどこでみれるのか、パリのポンピドーにはありそうな感じだが意外にもみた記憶がうすい。未来派の一大拠点となっているのはNYでMoMAとグッゲンハイムへ足を運ぶと傑作の数々とお目にかかれる。

未来派との接触があったのはNYの美術館の方が先、この鑑賞体験が道案内となり後に本家のローマ国立近美にあるすばらしいコレクションとの遭遇が実現した。未来派の色彩はイタリアらしく彩度が強く画面の密度はとても濃い、そしてモチーフを抽象化してスピード感にあふれる造形に変容するのが特徴。

ここにあげた4点がとくに気に入っている作品。バッラの‘街灯’ははじめてみたときすぐ蛾を連想した。MoMAにはボッチョーニが6点もありどれも心を虜にする。‘サッカー選手のダイナミズム’は何時間みててもサッカーのイメージが湧いてこないが、‘笑い’はでぶっちょの女が天真爛漫に微笑んでいるのがすぐわかる。

セヴェリーノの‘バル・タバランのダイナミックな象形文字’はなかなかの傑作、キュビスムの要素がみられドイツ表現主義のグロスらの作風も重なる。インパクトのある赤を多く使ってアクセントをつけた丸みのある塊は目をそらさせないほどの力がある。

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