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2018.01.12

美術館に乾杯! メトロポリタン美 その一

Img_0003_2    セントラルパークの一角にあるメトロポリタン美

Img     ファンエイクの‘キリストの磔刑、最後の審判’(1430年)

Img_0002     クリストゥスの‘カルトゥジオ会修道士の肖像’(1446年)

Img_0001     カンピンの‘受胎告知’(1425年)

パリのルーヴルとともにこれぞ美術館!という感じがするのがNYのメトロポリタン美(以下MET)。ここを訪問するのがNY観光のハイライト。NYにはいい美術館がたくさんあるが、時間がないとだいたいはここ一本にしぼって、あとはブロードウエイでミュージカルを楽しむ人が多い。

収蔵されている美術品は絵画から彫刻、工芸、家具、写真、武器、甲冑、、と多岐にわたっているので、一日ではとうてい見きれない。だから、ルーヴル同様、美の真髄にふれいい気持になりたければ何度か訪問して心に響く名品を少しずつ増やしていくほかない。

これまで何回か訪問したが、鑑賞の対象はどうしても絵画が中心となる。そして、狙い目の最初にくるのが印象派、アメリカの大きな美術館はどこへ行っても質の高い印象派とポスト印象派の傑作が楽しませてくれる。METでも美術本に載っている超一級の作品がここにもあそこにも飾られている。

印象派の前の古典絵画やバロック、ロマン派、ロココなどにもみるべき名画が目白押しだが、ワシントンナショナルギャラリーと較べて北方絵画がなかなか充実している。そのなかで最も印象深いのがファン・エイク(1390~1441)が初期に描いた縦長の板絵‘キリストの磔刑、最後の審判’。

ファンエイクお得意の細密描写に視線が集中するが、ギョッとさせられるのが右の‘最後の審判’の真ん中にでてくる髑髏、大天使ミカエルが背中に乗っており、髑髏の下は恐ろしい怪物がうごめく地獄の世界。ファンエイクの作品でこれほど怪奇に満ちた絵はほかにない。

ファンエイクの写実主義の影響を強く受けたクリストゥス(1415~1476)の修道士の肖像には見逃せないものが描かれている。それは下の額縁のところにとまっているハエ(拡大で)、このこまかい芸をつかっただまし絵に思わず足がとまった。

カンピン(1374~1444)の‘受胎告知’の三連祭壇画がみれるのは別の場所にあるクロイスターズ、この絵のほかにも有名な‘一角獣のタピスリー’があるので、またNYへ行く機会があったらでかけてみるつもり。

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コメント

メットの分館クロイスター美術館には 感動しました。
NYでヨーロッパと、思い 感動したので
訳が分からないです。
こうしたヨーロッパを過去に
やがて その移民の子孫達がハドソンリバー派を経て
アメリカ美術創り上げました・・
立派です。

投稿: Baroque | 2018.01.19 16:48

to Baroqueさん
分館のクロイスターへ行く機会がなかなか
つくれません。中世の世界に入りこみたいです。

日本の美術館がハドソンリバー派に焦点をあてた
企画展にまですすむか、可能性は低いですがMETと
交渉してコールやチャーチの風景画にチャレンジして
欲しいですね。はたして、、

投稿: いづつや | 2018.01.19 21:09

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