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2018.01.22

美術館に乾杯! メトロポリタン美 その九

Img_0001     ヴァトーの‘メズタン’(1719年)

Img     ブーシェの‘ヴィーナスの化粧’(1751年)

Img_0003     フラゴナールの‘恋文’(1775年)

Img_0002     シャルダンの‘シャボン玉’(18世紀)

ロココ絵画をまとまった形で楽しめる美術館はどこか、まずは本家のルーヴルでヴァトー(1684~1721)、ブーシェ(1703~1770)、そしてフラゴナール(1732~1806)に目を馴らせる。次の2ラウンドへ進むと選べるオプションは複数用意されている。

大きな美術館ではMET、ワシントンのナショナルギャラリー、エルミタージュ、そして邸宅美術館が2つ、ロンドンのウォレス・コレクションとNYのフリック・コレクション。アメリカの3つの美術館へすべて足を運ぶと、ルーヴルのかわりになるほどいい絵が揃っている。

イタリア喜劇のキャラクターを描いたヴァトーの‘メズタン’は美術本に必ず載っている有名な絵。ヴァトーの雅宴画には楽器を演奏する人物がよく登場するが、音楽は感情をストレートに刺激するから映画のワンシーンをみているような気分になる。

裸体画家の系譜に思いめぐらすとき、はじまりを誰にするかちょっと迷うがそのあとはすぐでてくる。仮にティツィアーノからはじめるとすると、次がルーベンスときて、ブーシェ、ルノワールと進んでいく。NETにある‘ヴィーナスの化粧’はうっとりするほど魅力的なヴィーナス、大胆な見方をすると‘科捜研の女’の女優沢口靖子がモデルになるとこんな感じかもしれない。

フラゴナールは女性の繊細な心をとらえるのがじつに上手い。‘恋文’は着飾った女性が顔をこちらにむけるポーズがやけに生々しく、好きなひとを想う感情の高まりがきりっと伝わってくる。これにワシントンのナショナルギャラリーにある‘読書する娘’、ウォレス・コレクションの‘恋文を読む娘’に加えた3点がMyベストフラゴナール。

ブーシェと同時代を生きたシャルダン(1699~1779)の‘しゃぼん玉’も忘れられない一枚。6年前三菱一号館美でシャルダン展に遭遇したのは幸運だった。これでシャルダンの軸ができ、以前にもまして作品と向き合えるようになった。

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