秋のお楽しみはムンクとフェルメール!
フェルメールの‘牛乳を注ぐ女’(1659年 アムステルダム国立美)
追っかけリストに載せている日本美術は時間が経つとともにペースは遅いがひとつふたつと済みマークがついていく。これに対し、西洋美術は幸運な鑑賞が訪れる機会は日本画とそう変わらないペースでやってくるが数が多いため夢の作品はまだ沢山残っている。
前半の展覧会に登場する待望の絵は4点、
★セザンヌの‘赤いチョッキの少年’ ビュールレコレクション展(2/14~5/7)
★セザンヌの‘サント=ヴィクトワール山’ プーシキン美展(4/14~7/8)
★ゴッホの‘日没を背に種をまく人’ ビュールレコレクション展
★アンリ・ルソーの‘馬を襲うジャガー’ プーシキン美展
では、後半はどんなミューズの贈り物があるか、嬉しい絵に2点ありつける。東京都美で行われる‘ムンク展’(10/27~1/20)出品される‘叫び’。これはムンク美が所蔵するもの。美術の本に載っているのはオスロ国立美にある‘叫び’。このムンク美のものは初来日とあるが、10年以上前に出光美にやって来たとインプットされている。実際に展覧会をみていないので情報が混線しているのかもしれない。
もうひとつはフェルメールの‘紳士とワインを飲む女’、10月上野の森美にフェルメールが8点も集結する。会期は10/5~2/3、なんと4ヶ月のロングラン興行!これは大変な人気になりそう。このフェルメール展の目玉は最も有名な‘牛乳を注ぐ女’。そして、ありがたいのは8点のなかにベルリンにある‘紳士とワインを飲む女’が入っていること。
むろさんは2016年ベルリンでみられたというが、2年遅れで共有できそう。この絵が目に入るとフェルメールの未見は‘取り持ち女’(ドレスデン絵画館)と‘音楽の稽古’(バッキンガム宮殿王室コレクション)の2点だけになる。カラヴァッジョとちがいコンプリートにこだわっているわけではないのでじっと日本で待つ作戦。はたしてやって来るか。
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