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2018.01.19

美術館に乾杯! メトロポリタン美 その六

Img     ラ・トゥールの‘女占い師’(1632~35年)

Img_0003     ラ・トゥールの‘マグダラのマリア’(1638~43年)

Img_0001     フェルメールの‘水差しを持つ女’(1662~65年)

Img_0002     レンブラントの‘ホメロス像をみるアリストテレス’(1653年)

METには絵画鑑賞の醍醐味が味わえる部屋がいくつかある。そのひとつがカラヴァッジョとラ・トゥール(1593~1652)が並んでいるところ。画家の全作品を見渡してその出来映えはどうかという見方をするなら、ラ・トゥールの2点のほうがカラヴァッジョの4点より価値が高い。

その絵は風俗画の傑作‘女占い師’とろうそくの光と静謐さに心が震える‘マグダラのマリア’。この2点がフランスでなくアメリカの美術館にあるというのがアメリカの美術環境の豊かさを物語っている。METだけでなく、ワシントンのナショナルギャラリーも4点ある‘マグダラのマリア’のひとつを所蔵しているし、テキサス州フォートワースにあるキンベル美でも思わず一人々の姿をじっとみてしまう‘クラブのエースを持ついかさま師’が目を楽しませてくれる。

フェルメール(1632~1675)が展示されている部屋もフェルメール好きにとってはたまらない空間だろう。なんと5点もある。何回も書いているが、NYはフェルメールの聖地ともいえる。METでうっとりし、すぐ近くの邸宅美術館、フリック・コレクションへ移動するとまた3点みれる。合計8点。さらに、ワシントンまで足をのばせばさらに4点が加わる。アメリカ東海岸の旅にでるとフェルメールの通になれること請け合い。

METのフェルメールでぞっこん参っているのが‘水差しを持つ女’、マウリッツハィスにある‘真珠の耳飾りの少女’とともにこの絵がMy‘ベストフェルメール’。3,4年前日本にやって来たとき、まわりにいる西洋絵画ファンにこの絵の魅力をPRしまくった。そして、‘だまされる能力も大事だよ!’とつい余計なことまで言ってしまった。

ヨーロッパでもアメリカでも大きな美術館を訪問するとレンブラント(1606~1667)にどっと遭遇する。METもその例に漏れず、15点でてきた。そして、ワシントンナショナルギャラリーにも16点あった。‘ホメロス像をみるアリストテレス’は全作品のなかでも5本の指に入る傑作。はじめてみたときレンブラントの肖像画の真髄をみた気がした。

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