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2017.12.08

美人画の名手 菊川英山!

Img     ‘青楼美人合 岡本屋内 稲岡 茂枝’(1812~13年)

Img_0001     ‘風流美人揃 五色墨 猫を抱く美人’(1814~17年)

Img_0002     ‘風流青楼美人六玉川之内 陸奥 千鳥玉川’(1814~17年)

Img_0004     ‘花車子供遊’(1814~17年)

太田記念美で行われている‘菊川英山展’(11/3~12/20)の後期をみてきた。チケットの半券をみせると200円引。普通は100円引だから美術館に対する好感度は上がる。

喜多川歌麿の美人画のDNAを引き継ぐといわれる菊川英山(1787~1867)だが、歌麿が亡くなった1806年は二十歳のころ。英山は長生きの家系だったのかを80歳まで生きた。同世代では歌川国貞(1786~1864)がいる。そして、10歳若いのが広重(1797~1861)と国芳(1797~1858)。

この回顧展にでた作品は全部で200点、後期はその半分。以前から英山の描く女性のハッとする色っぽさに魅了されていたが、英山の美人画をこれほど多く楽しめたのは本当に幸せだった。これまで美人画の浮世絵師列伝に入れていたのは春信、春章、清長、歌麿。これからは英山を加えることにした。

見事な遊女の半身像に思わず足がとまるのが‘青楼美人合 岡本屋内 稲岡 茂枝’、上の女性の口紅は高価な緑色の笹色紅、歌麿がこれをみたら裸足で逃げたかもしれない。

‘風流美人揃 五色墨 猫を抱く美人’と‘風流青楼美人六玉川之内 陸奥 千鳥玉川’では英山流のゾクッとするほど女性美が心をかきむしる。とびっきりの美形で色白、ここですぐ頭をよぎるのが女優の沢尻エリカ、そして、女性を引き立てる猫と千鳥の群れにも視線がむかう。

感心してみていたのは‘花車子供遊’。清長、国貞、国芳にも気持ちが和む子どもの風俗画があるが、英山がこれほど上手に子どもたちを描いていたとは。英山に乾杯!

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