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2017.12.10

美術館に乾杯! ボストン美 その十四

Img     ゴッホの‘郵便配達夫ルーラン’(1888年)

Img_0001     ベルナールの‘画家の祖母’(1887年)

Img_0003     コプリーの‘少年とリス’(1765年)

Img_0002     セイヤーの‘カリタス’(1895年)

多くの人が好きな画家とそれより知名度の低い画家がいたとき、あえて後者のほうに走る人がいる。こういうのを天邪鬼というが、この人種の特徴は美術の世界のど真ん中にいる画家に熱心でなくクセ玉的な存在を過度に持ち上げ目立とうとする。これで名を売る美術評論家がとても多い。くれぐれもご注意を。

こんな人は人気のゴッホ(1853~1890)については表向きはいいねなんていう。だが、それが本音ではなく演技だということはすぐバレる。好みは人それぞれだからそれでいいのだが、カッコつけたもの言いに性格が出る。ゴッホは圧が強いから疲れるのよね、というほうが好まれる。

今年は東京都美にボストンの‘郵便配達夫ルーラン’がはじめてやって来た。何度もボストン美展があったのにこの絵はこれまで姿を現してくれなかった。それはサージェントの‘ボイトの娘たち’、カサットの‘桟敷席にて’とともに美術館の至宝として扱われているから。ゴッホが描いた男性の肖像画ではオルセーにある‘ガシェ博士’とともに最高傑作。

ゴーギャンと一時期行動を共にしていたベルナール(1868~1941)の‘画家の祖母’は記憶に残る一枚。ベルナールはゴーギャンやゴッホの回顧展で展示されることがあるが、単独の展覧会を一度みてみたい気もする。だが、作品を多く集められるかどうか。

2015年に訪問したとき、アメリカ館で収穫だったのがコプリー(1738~1815)の‘少年とリス’とセイヤー(1849~1921)の‘カリタス’。画集でみてるとそれほどぐっとこないが、本物と対面して大変魅了された。絵画は奥が深い。

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