高まる浮世絵人気 ‘歌川豊国展’がみたい!
毎年どこかの美術館でいい浮世絵の展覧会が開催されるが、今年は数が多かった。
★‘深川の雪と吉原の花’ 7/28~10/29 岡田美
★‘ボストン美蔵 鈴木春信展’ 9/6~10/23 千葉市美
★‘北斎ー富士を超えてー’ 10/6~11/19 あべのハルカス美
★‘北斎とジャポニスム’ 10/21~1/28 西洋美
★‘菊川英山展’ 11/3~12/20 太田記念美
浮世絵とのつきあいは長いので、美術館のなかにいる観客の数が増える傾向にあることが実感できる。昔に較べて目につくようになったのが女性。年代でいうと30代あたりが結構いる。最近出かけた太田記念美の菊川英山展では30代後半の二人連れが熱く語っているのが印象的だった。もしかしたら
‘浮女’(My造語)?
また、大阪のあべのハルカス美で北斎展をみたときは若い女性が予想以上にいた。北斎のようなビッグネームの回顧展だと男性も含めて若年層の心を浮世絵は今確実にとらえている。この光景は西洋美の‘北斎とジャポニスム’でもみられた。
こうした浮世絵人気を反映して、美術館が仕掛ける浮世絵展も充実した内容のものが多くなってきた。だから、これからも海外からの里帰りもラインナップに加わる質の高い作品が楽しめそう。
今年は想定外の菊川英山展があった。次に期待したいのはまだ縁がない歌川豊国(1769~1825)。来年の展覧会にはでてこないが、どこかの美術館がとりあげてくれることを強く願っている。
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