2017年 My‘好きな女性画’に加わった作品!
手帳を持ち歩く習慣はないが、家にいるときはソファーに置いてある‘座右のファイル’を毎日ながめている。そこに入っているのは展覧会のチラシ、TVの番組表、海外旅行のパンフレット、そして最後のほうにまとめて並べているお気に入り女性画の絵葉書や図版。
どんな女性といつも向き合っているかというと、西洋画では
★エル・グレコの‘白テンの毛皮をまとう貴婦人’(グラスゴー美)
★フェルメールの‘真珠の耳飾りの少女’(マウリッツハイス美)
★マネの‘鉄道’(ワシントンナショナルギャラリー)
★ルノワールの‘桟敷席’(コートールド美)
★ルノワールの‘ムーラン・ド・ラ・ギャレット’(オルセー美)
★ルノワールの‘舟遊びをする人たちの昼食’(フィリップスコレクション)
★ゴーギャンンの‘アベ・マリア’(メトロポリタン美)
★クリムトの‘接吻’(国立オーストリア美)
★ルブランの‘自画像’(エルミタージュ美)
★マティスの‘赤い衣装の婦人’(フィラデルフィア美)
★ピカソの‘夢’(ガンツコレクション)
日本画に描かれたうっとり美人は、
★鈴木春信の‘見立菊慈童’(東博)
★勝川春章の‘美人鑑賞図’(出光美)
★上村松園の‘楚蓮香’
★鏑木清方の‘築地明石町’
★安田靫彦の‘花の酔’(宮城県美)
★小林古径の‘花’(コスモ石油)
★岸田劉生の‘麗子像’(東博)
★竹久夢二の‘黒船屋’(竹久夢二美)
というわけで女性の絵をみるのはもう生活の一部になっている。今年、My‘好きな女性画’に登録されたのは3点。残念なことに西洋画はなく、全部日本の女性。
上村松園(1875~1949)の‘うつろふ春’は恒例のホテルオークラのチャリテイイベント(7/13~8/24)に出品された。チラシでみて気になってしょうがなかったので久しぶりにこの展示会に足を運んだが、期待通りのグッとくる美人画だった。これまでこの絵は回顧展に出てこなかったので余計に嬉しい。
千葉市で行われた北野恒富(1880~1947)の特別展(11/3~12/17)ではビールのポスターに描かれた美人に思わず足がとまった。このポスターの効果でビールが売れたにちがいない。
最後に会ったのが菊川英山(1787~1867)のゾクッとするほど色香の漂う遊女、前から英山の美人画に惹かれていたが、太田記念美の回顧展(11/3~12/20)のおかげでまた惚れ直した。
今年も拙ブログにおつきあいいただきありがとうございます。
皆様良いお年をお迎え下さい。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
最近のコメント