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2017.11.12

美術館に乾杯! フィラデルフィア美 その四 

Img_0002    セザンヌの‘大水浴図’(1906年)

Img_0003     セザンヌの‘サンク=ヴィクトワール山’(1890年)

Img_0001     ロートレックの‘ムーラン・ルージュの踊り’(1890年)

Img     ドガの‘踊りのレッスン’(1881年)

アメリカの大きな美術館ではどこへ行っても質の高い印象派・ポスト印象派の作品が目を楽しませてくれるが、フィラデルフィア美にもすばらしい絵がここにもあそこにも飾ってある。

では、美術館一番の自慢の絵はどれか、シカゴ美だったらそれはスーラの‘グランド・ジョット島の日曜日の午後’だが、ここで別格の扱いを受けているのはセザンヌ(1839~1906)は‘大水浴図’、2度目の訪問で長年の夢を叶えた。

稀代のコレクター、バーンズが水浴図の別ヴァージョンを手に入れたとき、自分のもっているほうがフィラデルフィア美のものよりいい、と言い放ったいうが、この大作の前に立ったとき‘感情にまかせてずいぶん盛ったな!’と思った。この絵に会えたことは生涯の喜び。

セザンヌのもうひとつの傑作は強い緑や黄色を使ってモザイク画のように描いた‘サンク=ヴィクトワール山’、この絵も‘大水浴画’同様、画集には必ず載っている美術館の宝だから、日本の展覧会に貸し出されることはまずない。フィラデルフィア美訪問はつくづく大仕事だったなと思う。

最近、セザンヌに関するいい話が入って来た。東京都美は来年春に‘プーシキン美展’(4/14~7/8)をやるようで、出品作にセザンヌの‘サンク=ヴィクトワール山’が含まれている。これも長く気になっていた作品。国立新美の‘至上の印象派展 ビュールレ・コレクション’(2/14~5/7)に‘赤いチョッキの少年’が登場するから、楽しみが2つ重なる。

美術館に入館するとき現地ガイドから配られる‘フロアガイド’に使われているのがロートレック(1864~1901)の‘ムーラン・ルージュの踊り’、これはアメリカの美術館におさまっている珠玉の油彩のひとつ。大変魅了されている。

そして、ロートレックが師事していたドガ(1834~1919)の‘踊りのレッスン’も印象に強く残っている一枚、西洋美の‘北斎とジャポニスム’にドガの‘観覧席前の競争馬’(オルセー美)がでていたが、この絵の人物の配置にも浮世絵の影響がでている。

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