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2017.11.30

美術館に乾杯! ボストン美 その六

Img_0001     ヴァトーの‘庭園の集い’(1716年)

Img     ブーシェの‘市場からの帰り’(1767年)

Img_0002     クチュールの‘寡婦’(1840年)

Img_0003     ブ―クローの‘兄弟愛’(1851年)

ルノワールやスーラには近代化まっしぐらのフランスの人々がパリの盛り場で踊りに興じたり、郊外のセーヌ川のほとりで休日を楽しむ様子を描いた作品がある。こうした遊びの絵の元祖がロロコのヴァトー(1684~1721)。この時代は貴族の男女が主役なので‘雅宴画’という名前がついている。

‘庭園の集い’では庭園のまわりに高い木々が立ち並ぶのがひとつの特徴。そして、貴族たちは数人のかたまりと数組みの男女のペアで配置される。おもしろいのはペアの女性は立っていても座っていても必ず向こう側をむいていること。マネの絵にはこちらに背中をむけた女性がよくでてくるが、ヴァトーを真似たのかもしれない。

ブーシェ(1703~1770)の‘市場からの帰り’は色白の純な若い女性や可愛い子どもたち、そして牛や羊たちがでてくるというにぎやかで乙女チックな絵。こういう甘くて明るい雰囲気はアングルやルノワールなども共有している。

トマ・クチュール(1815~1879)やブーグロー(1825~1905)はルーヴルやオルセーではみたことはあるが、アメリカの美術館に飾ってあった?という感じのする画家。だから、厳しい目つきが印象的な‘寡婦’とラファエロの聖母子像を連想させる‘兄弟愛’は日本で展示されたとき長くみていた。

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