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2017.10.10

美術館に乾杯! ワシントンナショナルギャラリー その六

Img_0001_2     フェルメールの‘天秤をもつ女’(1662~65年)

Img_2     ラ・トゥールの‘鏡の前のマグダラのマリア’(1640年)

Img_0002_2     レンブラントの‘ルクレチア’(1664年)

Img_0003     ホッベマの‘旅人たち’(1662年)

フェルメール(1632~1675)が大好きな人はワシントンナショナルギャラリーはどうしても訪問しなくてなならない美術館かもしれない。ここにはなんと4点も展示されている。NYのメトロポリタン(5点)とフリックコレクション(3点)を合わせると12点。個人旅行でなくてもアメリカ東海岸の団体ツアーに申し込むと効率よくフェルメールを楽しめること請け合い。

ワシントンの4点のうち、最初に日本に登場したのが‘天秤をもつ女’。17年前の2000年に大阪市立美で行われた‘フェルメールとその時代展’にあの有名な‘青いターバンの少女’と一緒に飾られた。そのときはなにか神秘的な雰囲気をもった絵という印象だった。METの愛すべき‘窓辺で水差しをもつ女’がさわやか天使のメージなら、この女性は荘厳な聖母という感じ。

カラヴァッジョがコレクションのなかに入ってないのは残念だが、それを補ってくれるのがカラヴァッジョの影響を強く受けたラ・トゥール(1593~1652)の‘鏡の前のマグダラのマリア’、蝋燭の火が照らすマグダラのマリアの横顔はTVに出演している女優とか化粧品会社のCMのモデルを連想させるほどの美形で17世紀ごろの空気を感じさせない。はじめて対面したときすぐ頭に浮かんだのは鼻声が特徴の女優の鶴田真由。

作品の数が最も多いのはレンブラント(1606~1669)、工房作をふくめて全部で16点が並んでいた。メトロポリタンを数では上回っている。とくに長くみていたのが晩年の作‘ルクレチア’、剣を体に突き刺そうとする姿には緊迫感がありたちまち気分が重くなってくる。

オランダの風景画家で関心が高いのはライスダールではなく、ホッベマ(1638~1709)のほう。ロンドンのナショナルギャラリーにある‘ミッデルハルニスの並木道’の200%KOされたので、大きな美術館に行くときは見逃さないようにしている。この‘旅人’にも魅了された。

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